「Nexus 6P」が「iPhone 6 Plus」以上に簡単に折れ曲がる動画が話題
「iPhone 6 Plus」発売直後に大きな話題となった「Bendgate」問題。今年の「iPhone 6s/6s Plus」に関しては「7000シリーズアルミニウム」を採用したお陰でそう簡単に折れ曲がる心配はないようだ。
「iPhone 6 Plus」の件があって以来、新端末の強度を確認する動画が公開されることは珍しくなくなったが、先日発表された「Nexus 6P」と「Nexus 5X」のうち、フラッグシップモデルである「Nexus 6P」の強度が脆すぎると一部で話題になっている。
折り曲げる前に行ったテストが原因で強度が低下か?
Jerry Rig氏が実施した今回の「Nexus 6P」強度テストはスクラッチテスト、耐火テスト、折り曲げテストの順に行われた。
スクラッチテストではモース硬度において6段階目の硬度以上を持つ物体による引っ掻き傷には耐えられないことが判明。なお、これをもう少し分かりやすく説明すると「ナイフで傷をつけることができず、刃が傷む」強度を持つということを意味するらしい(参考:Wikipedia)。
ナイフでスマホを傷つけることはほとんど無いので個人的にはこの強度テストはそれほど心配していないが、いざ傷が入った状態のディスプレイは予想以上に脆い。実施したテストによる傷が原因だったのか、ディスプレイを押した瞬間にひび割れが発生。当たりどころが悪いと粉々に割れる可能性は高そうだ。
その後、バックパネルのスクラッチテストにおいても簡単に傷つくことが判明。鍵と共に鞄の中に入れておくと知らないうちに傷だらけになってしまうかもしれない。
その後火を近づけてディスプレイの耐火テストを行い、あまり芳しくない結果を確認してから折り曲げテストを実施。「僕の妹でも簡単に折り曲げることができただろう」とコメントするほど簡単に折り曲げることができている様子が映されている。あまりにも簡単に折り曲がるので僕も思わず数回再生して確認してしまうほどだった。
これほど簡単に折り曲がるのであれば物議を醸して当然かもしれないが、この動画が正しく検証されていないと指摘する声も少なくない。折り曲げテストの前に行っていたスクラッチテストと耐火テストによって端末の強度が著しく低下しているのではないかとのこと。
実際に他の人が行った折り曲げテストではうんともすんとも言わない。
真相は分からないが、仮に折れる派と折れない派がどちらも正しいとすれば何も傷ついていない状態の「Nexus 6P」は他の最新スマートフォンのように頑丈ではあるが、ディスプレイが傷つくと折れ曲がるリスクが飛躍的に上がる、ということになるのだろうか。購入者は気をつけて使用するべし!
(via 9to5Mac)