「iPad Air 2」のNFCチップ搭載、理由は「Apple Pay」で利用するカード情報のセキュリティ確保のため

【img via Apple】
先日、iFixitが公開した「iPad Air 2」の分解レポートによると、「iPad Air 2」は2GBのRAMを搭載していると同時にNFCモジュールを搭載していることが明らかになった。
いくらNFCチップを搭載しているとは言え、「iPad Air 2」を店頭でかざして会計するのは現実的ではない。況してや、Appleがそのような行為を推奨するはずがない。では、一体何のためにあるのだろうか。
9to5Macによると、「iPad Air 2」のNFCモジュールは「Apple Pay」で利用するカード情報のセキュリティ確保のために組み込まれていると報じている!
「iPad Air 2」でも安全に「Apple Pay」を利用可能にするため
「Apple Pay」の特徴は「セキュア」「簡単」「プライベート」である、と発表の時に語られていた。特に「セキュア」であることに関しては、複数のクレジットカードをiPhone内に持つことと同じ状態になるため、それらの情報を安全に保管することは非常に重要。
Appleはこれを実現するために「Touch ID」による生体認証と連携しただけではなく、「Secure Element」と呼ばれるチップにクレジットカード情報を保管するようになっているとのこと。どうやらチップはNFCモジュールの中に含まれるものであるため、今回「iPad Air 2」や「iPad mini 3」にはNFCモジュールが搭載されていたようだ。
「iPad Air 2」のNFCモジュール搭載を受けて、外部デバイスとの連携に期待をした人もいたかもしれないが、今のところNFCモジュールによるそのような用途は明らかになっていない。最新のiPadにおけるNFCチップはあくまでも「Apple Pay」を「iPhone 6」や「iPhone 6 Plus」と同じくセキュアなサービスとして提供するためのものだったようだ!
(via 9to5Mac)
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