Apple、2026年前半に史上最大規模の新製品ラッシュを敢行か。iPhone 17eから折りたたみまで7製品が一斉登場

Appleが2026年前半に大量の新製品を投入する計画を進めていることが明らかになった。BloombergのMark Gurman氏が最新レポートで報じたところによると、同社はiPhone 17eをはじめ、複数のMacやiPadの新モデルを準備している。

この大規模な製品ラインナップは、Appleにとって2026年を重要な年にする可能性がある。特に廉価版iPhoneの新モデルや、M5チップを搭載したMacシリーズの刷新が注目される。

2026年前半の製品ラインナップ

Appleが2026年前半にリリース予定の製品は以下の通りだ。最も早いものでは2月にiPhone 17eが登場する可能性がある。

• iPhone 17e – A19チップを搭載し、2月発売の可能性
• MacBook Air – M5チップ搭載モデル
• MacBook Pro – M5チップ搭載モデル
• Apple Display新モデル – Studio DisplayとPro Display XDRの後継機
• 廉価版iPad – より高速なチップを搭載、3月〜4月発売予定
• iPad Air – M4チップ搭載、3月〜4月発売予定
• スマートホームハブ – 2026年前半に登場予定

iPhone 17eの詳細と戦略

iPhone 17eは、今年2月に発売されたiPhone 16eの後継モデルとして位置づけられる。韓国メディアの報道によると、同モデルは有機ELディスプレイを搭載し、従来のSEシリーズとは異なり年次更新される製品ラインとなる。

iPhone 16eが市場で好調な売れ行きを示していることから、Appleは廉価版iPhoneの戦略を強化する方針だ。iPhone 17eは6.1インチの有機ELディスプレイを採用し、最新のA19チップを搭載することで、手頃な価格でありながら高性能を実現する。

M5チップ搭載MacとApple Display

MacBook AirとMacBook Proの両シリーズがM5チップを搭載して刷新される。M5チップは10コアCPU（効率コア6個、性能コア4個）と12コアGPUを搭載し、前世代比で25%の性能向上を実現するとされている。

また、2022年以来となるApple Displayの新モデルも登場予定だ。業界関係者によると、新モデルはmini-LED技術を採用し、従来モデルよりも高い輝度とコントラストを実現する可能性がある。

iPad製品群の強化

iPad製品群では、廉価版iPadがより高速なチップを搭載してアップデートされる。一方、iPad Airは現在のM3チップからM4チップにアップグレードされ、大幅な性能向上が期待される。

これらのiPadモデルは「チップ・アンド・シップ」製品と位置づけられており、プロセッサーの強化が主な変更点となる見込みだ。デザインや新機能の追加は限定的になると予想される。

スマートホームハブの遅延

当初2025年春の発売が予定されていたスマートホームハブは、技術的な課題により2026年前半に延期された。関係者によると、新しいSiri機能とApp Intentsの開発が予定通り進まなかったことが主な要因だという。

このデバイスは7インチの正方形ディスプレイを搭載し、HomeKitアクセサリの制御やFaceTime通話に対応する予定だ。Apple Intelligenceにも対応し、スマートホームの中核デバイスとしての役割を担う。

2026年前半のAppleは、これまでにない規模での製品投入により、各カテゴリでの競争力強化を図る構えだ。特にM5チップの登場により、Mac製品群の性能向上が大きな注目を集めそうである。