【レビュー】MYNUS iPhone 12 Pro CASE:まるで白い板
「引き算の美学」に徹底的にこだわり抜いたiPhoneケース、MagSafe非対応が惜しい
MYNUSから、待望のiPhone 12 Pro対応ケース「MYNUS iPhone 12 Pro CASE」が登場した。iPhone 12 miniとiPhone 12用ケースは今年3月に先行して発売されていたが、ようやくiPhone 12 Proにも装着できる製品が登場した。
MYNUSのiPhoneケースは、「引き算の美学」がコンセプト。複雑な形状のリアカメラ部、ボタンやパーツの分割ラインなどの煩雑な要素をすべて覆い隠すことで、ミニマルでシンプルなデザインを実現している。まるで1枚の真っ白な板に見えるだろう。
従来のMYNUSケースは、カメラレンズ1つずつに合わせてくり抜かれていたが、MYNUSはカメラユニットに合わせてある。そのためiPhone 12 Proだけではなく、iPhone 12でも利用できる。
握りやすく、美しい
MYNUSは、不要と判断した要素を覆い隠し、本体に余計な厚みを極力出さずにタイトにフィットするケースだ。世の中には”超薄型”を謳うケースは他にもあるが、MYNUSよりギリギリを攻めたケースはこの世に存在しない。
ジャストサイズゆえに、着脱は容易ではない。気分によって頻繁にケースを変えたい人にとっては向かない。
僕が購入したカラーは、マットホワイトだ。iPhone 12 Proのシルバーモデルと色味の相性も抜群で、カメラ部分が覆われていても違和感がない。質感はサラサラしており、人によっては滑りやすく感じる可能性がある。グリップ感を求めるのであれば、マットブラックを選んだほうが良いだろう。
MYNUSを装着すると、無駄が省かれ見た目が洗練されるだけではなく、手へのフィット感が増す。滑りやすい素材だが、持ちやすい。必要以上にギラギラしているステンレススチールのフレームも隠されるため、iPhone全体で真っ白になる。
細部を見る
シルバーのiPhone 12 Proにマットホワイトのケースを付けると、iPhoneは真っ白な板と化す。ただ本体を覆っているだけではない。画面を下向きにして置いても画面が直接触れないように、0.4mm高くなっている。
一方で画面の縦と横部分縁は、スワイプやフリック操作で指が当たりにくいように、画面より0.15mmの高さにされている。
カメラレンズの突起により、机の上でガタガタすることを嫌う人は多い。MYNUSは、レンズがギリギリ触れない高さに設計されている。
本体底面は、MYNUSのこだわりが光る。スピーカーグリル1つずつに合わせて穴が開けられており、Lightning端子用の穴はジャストサイズ。
ボタンはケースに覆われているが僅かな突起があり、操作性に影響はない。
MYNUS iPhone 12 Pro CASE レビュー:洗練された美しさ
iPhone 12 Proのデザインは美しいが、机の上に置いたときにガタガタするなど、完璧ではない。高級感があると評価されているステンレススチールフレームは、悪目立ちする気がしてしまう。
MYNUS iPhone 12 Pro CASEは、iPhoneを徹底的にシンプルにする。持ちやすく、置きやすく、美しくするケースだ。ただしMagSafeは非対応。これほど薄く軽いにも関わらず、宙に浮くMagSafeスタンドは磁力不足で使えない。MagSafeのある生活に慣れてしまった人は購入を見送ったほうがいいだろう。
穴を増やしすぎると格好悪いからだとTwitterで言ってましたね。
しかし、これだけ待たせてMagSafeに対応してなかったのは残念。1500円値段が上がってもいいので対応してほしかった。カメラがガタガタしないケースは滅多にないのに…
それは僕も思いますw なんで今回見送ったのかは気になりますね。難しかったのかなあ。
完全に個人的な好みの問題かもしれないけど、以前のモデルのようにカメラ部分も覆われてた方が洗練されてた気がするなぁ