AirTagのストーキング防止対策は不十分ーーThe Washington Post

不要な追跡を知らせる警告音は3日後に15秒間鳴るのみ

Safety alert for airtag 02

The Washington Postは5月6日、「Apple AirTags only partly stop stalking」を公開。AirTagsの不要な追跡対策がが不十分でありストーキングが容易であると指摘している。

執筆者のGeoffrey Fowler氏は、ストーキングされている状態を再現。同僚のiPhoneにペアリングされたAirTagをバックパックの中に入れ、1週間過ごしたという。

アラート音による警告は3日後に発動し、小さい音量で15秒間鳴るのみだったと報告。15秒後は数時間後に再度鳴る仕組みだ。アラート音の音量は、「普通の声」「走行中の自動車内」と同程度の騒音に値する60デシベルだった。状況次第では気づかず過ごしてしまう恐れがある。

防犯ブザーの基準値を下回る音量しか発さない仕様

なお防犯ブザーは、1メートル離れた位置で音量が85デシベル(電車のガード下の騒音より大きい音)以上の音量が測定されることを基準としている。

iOS 14.5以降が動作するiPhone 6s以上であればiPhoneに警告が表示される仕様だが、Androidスマートフォンに知らせる手段がない。日本ではiPhoneユーザーが大多数を占めるが、Androidユーザーが半数近くを占める米国では大問題だ。

iPhoneのマーケティング担当バイスプレジデントKaiann Drance氏はThe Washington Postに対し、AirTagの安全機能は「業界初のプロアクティブな抑制機能」であるとした上で、今後ロジックやタイミングを改善すると述べている。

アラート音が鳴るまで3日間も掛かる理由は、日常生活の中で突然鳴るリスクと不要な追跡のバランスを取るためだと説明している。

ゴリミーはAirTagはどこまで人の位置情報を追跡できるのかを検証。子どもの追跡用としての使用は現実的ではなく、ストーキングとしても容易に悪用されてしまうと結論付けている。詳細は以下の記事を参考にしてもらいたい。

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更新日2021年05月06日
コメント(9件)

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  1. 通りすがりの読者(コメントID:601686)
    コメント先:通りすがりの読者(コメントID:601670)
    多くの人がそこまで紛失防止タグの必要性を感じているわけではないので、AirTagくらいのレベルになってくるとストーキング利用の側面が悪目立ちしてしまうのでは? すでに音が出ないカードタイプに改造している人もいるし、うまく仕込まれたら本当に堂々と購入できるストーキングツールになりかねないと感じる。

    既にプログラムも変更可能なことが分かっているようです。
    デモでは、紛失モード時のAirTag発見者がアクセスするWebサイトを任意のものに変更しており、この場合では攻撃者は発見者を詐欺サイトなどに誘導できるとする内容でした。

    ここまで来ると素人の領域ではないかもしれませんが、中身まで好き勝手にされてしまうと、世界中のiPhoneネットワークを味方につけた最強のスパイ道具になりそうな予感さえします。
    AppleのサーバーやiOSサイドからのAirTagの取り扱いの調整で対応するのでしょうが、AndroidスマホがNFCを介して詐欺サイトに誘導されてしまうような挙動は改善できないように感じます。

  2. 通りすがりの読者(コメントID:601670)
    コメント先:通りすがりの読者(コメントID:601557)
    例えばTileであればTileユーザーのネットワークがあるので、AirTagだけって訳ではないですよ。 ただ、仰る通りAirTagの場合は精度が段違いですからね… ストーキングにも使えてしまうのは弱点ではありますが、逆に言うと精度の高さは1番の長所になり得ますよね。 上手く警察機関とAppleが連携できるとストーキングを防ぎつつ精度の高さを色々な場面に活かせそうなんですけどね。

    多くの人がそこまで紛失防止タグの必要性を感じているわけではないので、AirTagくらいのレベルになってくるとストーキング利用の側面が悪目立ちしてしまうのでは?
    すでに音が出ないカードタイプに改造している人もいるし、うまく仕込まれたら本当に堂々と購入できるストーキングツールになりかねないと感じる。

  3. 通りすがりの読者(コメントID:601557)
    コメント先:通りすがりの読者(コメントID:601525)
    紛失防止タグは基本Bluetoothで動作し、紛失した場合は通信が切れた場所を表示するのみです。 紛失防止タグのアプリを入れておくことで、アプリ所有者同士のネットワークで最新の位置情報がおおよそ掴めたかもしれませんが数が少なく、Bluetoothだけでは精度的にもストーキング用途が想像できなかったんだと思います。 Airtagsの場合はアプリではなく世界中のiPhoneで位置情報を共有出来るため、頻度よく動きが掴めて精度もストーキングに使えそうなレベルに達したことから問題視されているのではないでしょうか?

    例えばTileであればTileユーザーのネットワークがあるので、AirTagだけって訳ではないですよ。
    ただ、仰る通りAirTagの場合は精度が段違いですからね…
    ストーキングにも使えてしまうのは弱点ではありますが、逆に言うと精度の高さは1番の長所になり得ますよね。
    上手く警察機関とAppleが連携できるとストーキングを防ぎつつ精度の高さを色々な場面に活かせそうなんですけどね。

  4. 通りすがりの読者(コメントID:601525)
    コメント先:通りすがりの読者(コメントID:601502)
    Tileとか逆にどう対策してるんだろ AirTagだから問題になったけど、他のスマートトラッカーって通知すら出ないんじゃないか?

    紛失防止タグは基本Bluetoothで動作し、紛失した場合は通信が切れた場所を表示するのみです。
    紛失防止タグのアプリを入れておくことで、アプリ所有者同士のネットワークで最新の位置情報がおおよそ掴めたかもしれませんが数が少なく、Bluetoothだけでは精度的にもストーキング用途が想像できなかったんだと思います。
    Airtagsの場合はアプリではなく世界中のiPhoneで位置情報を共有出来るため、頻度よく動きが掴めて精度もストーキングに使えそうなレベルに達したことから問題視されているのではないでしょうか?

  5. 通りすがりの読者(コメントID:601502)

    Tileとか逆にどう対策してるんだろ
    AirTagだから問題になったけど、他のスマートトラッカーって通知すら出ないんじゃないか?

  6. g.O.R.i(コメントID:601463)
    コメント先:通りすがりの読者(コメントID:601462)
    Wall Street Journal?

    完全に凡ミスですね……教えてくださってありがとうございます、全く気づかなかった……

  7. 通りすがりの読者(コメントID:601462)

    Wall Street Journal?

  8. 通りすがりの読者(コメントID:601461)

    まぁ ストーキングされうるのは
    忘れ物タグみんなではあったりする。

    大音量で鳴られてしまうと、旅行時 AirTag付けたものを全部持っていかないといけなくなる。自宅エリアではならないとかできれば良いけど。

  9. 通りすがりの読者(コメントID:601460)

    最初からAndroidの人は追跡されるのでは?って言われ続けてましたけどやっぱりなんですね。
    Appleとかレビュワーとかも意図的に触れないようにしてたフシありますしね…

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