iPhone Fold、miniモデル好きにとって(ある意味)朗報かも
来年登場予定の折りたたみiPhoneが、miniサイズとタブレット体験を1台で実現

iPhone miniを愛していた人は多かったが、Appleが販売を継続するほどではなかった。しかし、小型iPhone愛好者向けの意外な代替ソリューションが来年登場する可能性がある。それが「iPhone Fold」かもしれない。
9to5Macが最近指摘していた「iPhone Foldがminiモデルのアンサーになるかもしれない」という主張には確かに納得感がある。小型iPhoneを求めるユーザーにとって、新たな選択肢となる可能性を探ってみよう。
iPhone miniに近いサイズ感を実現
著名アナリストのMing-Chi Kuo氏によると、iPhone Foldの外側ディスプレイは、かつてのiPhone miniに非常に近いサイズになるという。iPhone Foldの外側ディスプレイは5.5インチ、対してiPhone miniのディスプレイは5.4インチとほぼ同等のサイズだ。
来年登場が予測される超プレミアム折畳モデルは、現行のiPhone(6.1インチ以上)と比較して、片手で操作しやすい小型ディスプレイを搭載することになる。小型iPhoneの復活と言えるだろう。
2つの「mini」体験を1台で提供
初代iPhone Foldがヒットすれば、Appleは将来的により大型のモデルを展開するだろう。消費者は大画面スマートフォンを好む傾向にあるからだ。
しかし少なくとも初代モデルでは、「mini」サイズのファンは1台で2つの利点を得ることになる。外側ディスプレイはiPhone miniのような体験を提供し、内側ディスプレイはiPad miniのような使用感を実現する。
もちろん、折畳式iPhoneは「mini」愛好者だけでなく、より幅広いユーザーにアピールすることをAppleは理解している。iPhone Pro Max(現在は6.9インチ画面)ユーザーにとって、iPhone Foldの外側は少し窮屈に感じるかもしれないが、開くと7.8インチの大画面が現れ、大幅なアップグレードとなる。
理論上、iPhone Foldは多様なユーザーニーズと好みに対応できる可能性を秘めている:
- iPhone miniを懐かしむユーザーには、小型画面の復活
- iPhone Pro Maxを愛するユーザーには、さらに大きな画面
- どこにでも持ち運べるiPhoneでiPad miniのようなパワーを求めるユーザーにも対応
唯一の大きな欠点は価格だ。Appleの折畳モデルは約2,000ドル(約30万円)からと予想されており、かつてのiPhone miniの価格はもちろん、現行のPro Max価格と比較しても大幅な値上げとなる。
折畳iPhoneの将来性
価格を除けば、小型・大型iPhone双方のファンが求めていたものをiPhone Foldで見つけられるかもしれない。
ふと思ったが、折り畳んだらiPhone miniサイズ、開いたらiPad miniサイズということは、今後は閉じたらProサイズ(6.1〜6.3インチ)、開いたらiPad Air/Proサイズ(11インチ)というモデルや、閉じたらPlus/Pro Max(6.7〜6.9インチ)、開いたらiPad Air/Proサイズ(13インチ)というモデルも登場する可能性は十分にありそうだ。
Appleが折畳デバイスの技術を成熟させていけば、様々なサイズバリエーションが登場し、ユーザーの選択肢はさらに広がっていくだろう。小型デバイス愛好者にとっては、iPhone Foldが新たな希望となるかもしれない。
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外側がminiでも厚くなったら意味がない