iPhone 17eは来年2月に登場か。Appleが「e」シリーズを年間サイクル化?
中国サプライチェーンの情報とリーカーの予測が一致、iPhone 16eの売れ行きが今後の戦略を左右
先日発売されたiPhone 16eに続き、Appleが来年2月頃にiPhone 17eを発売する計画を進めている可能性がある。Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)の新レポートと信頼性の高いリーカーからの情報が、この可能性を強く示唆している。
「e」シリーズは年間サイクルの一部になる?
CIRPの最新レポートによれば、iPhone 16eは単なる一回限りの製品ではなく、Appleのフラッグシップラインナップにおける手頃な価格の「e」モデルの年間サイクルの始まりだという。
「”e”シリーズは今後もAppleの製品ラインナップの一部になる見通しです。9月のiPhone 17モデル発売に続き、来年の同時期にiPhone 17eが発表されると予想しています」とレポートは指摘している。
この戦略は、Googleが近年採用している方式に似ている。Googleは春にフラッグシップのPixelとProモデルを発表した数カ月後に、より手頃な価格の「a」モデルを投入するパターンを確立している。
中国サプライチェーンからの情報も
興味深いことに、WeChatで情報を発信しているリーカー「Fixed Focus Digital」も2月27日、Appleのサプライチェーンで「新しいプロジェクトコードネーム」*を確認したと報告。これが来年のiPhone 17eに関連している「可能性が高い」と示唆している。
このリーカーは昨年12月、他の情報筋がまだ次期モデルを「iPhone SE」と呼んでいた時点で、初めて「iPhone 16e」という名称を言及した実績がある。この先見性を考えると、今回の情報にも一定の信頼性があると言えるだろう。
Appleの新戦略か
より手頃な価格の「e」モデルを年間サイクルに組み込むことで、Appleはフラッグシップラインナップを年中新鮮に保ち、消費者の関心を維持できる。これは過去に行ってきた「春に標準iPhoneの新色を出す」という戦略よりも効果的かもしれない。
また、買い手にとっても次のエントリーレベルデバイスの発売時期が予測しやすくなるメリットがある。これまでのiPhone SEシリーズは発売間隔が不規則だったため、購入タイミングを計りにくいという課題があった。
ただし、この戦略の継続はiPhone 16eの売れ行き次第だ。もし期待通りの結果が出なければ、かつての「mini」シリーズのように短命に終わる可能性もある。iPhone 17ラインナップから「Plus」モデルが消える見込みであることを考えると、Appleは市場の反応に敏感に対応する姿勢を崩していない。
好評発売中のiPhone 16e
先日発売されたiPhone 16eは、以下のような特徴を備えている:
- 6.1インチOLEDディスプレイ(ノッチ付き)
- Face ID
- A18チップ搭載でApple Intelligence対応
- USB-Cポート
- アクションボタン
- 48メガピクセルリアカメラ(単一レンズながら2倍ズームに対応)
- Appleの初の自社設計5G「C1モデム」搭載
すでに販売が始まっているiPhone 16eの売れ行きは、来年のiPhone 17eの行方を左右する重要な指標となりそうだ。今後数カ月の販売動向に注目したい。
(Source: MacRumors)