折畳iPhone、iPhone 16 Pro Maxより約1,000ドル高価になる可能性
Samsungより10%高い価格設定で差別化を図る
Appleが開発中の折畳iPhoneは、Samsungの競合製品よりも約10%高い価格設定になる可能性がある。中国のSNS「Weibo」で知られるリーカーが明らかにした。
「Instant Digital」として知られるWeiboユーザーの新しい投稿によると、Appleの初の折畳iPhoneは2100ドルから2300ドル(約32万円から35万円)の価格帯になるという。これはSamsungの高級折畳モデルよりもやや高い価格設定だ。
Samsung Galaxy Z Fold6の価格は1899.99ドルから、Galaxy Z Flip6は1219.99ドルからとなっている。Appleの最初の折畳iPhoneはZ Foldのように水平に折りたたむ「ブック型」のデザインになると予想されている。噂されている価格設定では、Appleの折畳モデルはSamsungの同等製品よりも200〜400ドル高価になる計算だ。
比較として、iPhone 16 Pro Maxは1199ドル(249,800円)からだが、1TBのストレージを選択すると1599ドルまで上昇する。つまり、Appleの初の折畳モデルは、現行のフラッグシップiPhoneよりも約1000ドル(約15万円)高価になる見込みだ。
折畳iPhoneの情報が徐々に増加
Appleの長年噂されてきた折畳iPhoneについては、洞察に富んだレポートが増えており、早ければ来年にも発売される可能性が出てきた。
情報源の「Instant Digital」はApple関連の噂について実績が混在しているものの、いくつかの驚くほど正確な情報を提供してきた。2023年のiPhone 14イエローモデルの発売、最新のiPad AirとiPad Proの横向きフロントカメラ、M4 iPad ProのNano-textureディスプレイオプション、iPhone 16 Proのバッテリー容量などを正確に予測している。そのため、彼らの報告は真剣に受け止める価値がある。
Appleの折畳戦略
Appleは折畳デバイスの開発を数年前から進めていると言われている。以前の報道によると、Appleは折畳iPhoneよりも折畳iPadを先に発売する可能性があるとされていた。これはリスクヘッジの観点から、売上比率が低いiPadで技術を試してから、主力製品であるiPhoneに展開するという戦略だ。
折畳デバイスの開発では、特にディスプレイとヒンジの部分で技術的な課題があると報じられている。Business Koreaの報道によると、AppleはSamsung Display製ディスプレイを独占採用するという。高品質なユーザー体験を実現するために慎重に開発を進めていると考えられる。
このような高価格帯の新製品は、Appleが近年進めているプレミアム戦略の延長線上にあると言える。Vision Proの3500ドルという価格設定と同様に、革新的な技術を搭載した製品に対して高い価格を設定する傾向が続いている。