中古スマホ市場、iPhone SE(第2世代)が16カ月連続で販売数トップ
iPhone 16e発表の影響でiPhone SE(第3世代)の取引数が倍増、買取市場ではiPhone 13が2カ月ぶりに首位奪還
中古スマホの販売・買取サービス「にこスマ」が発表した2025年3月の取引ランキングによると、iPhone SE(第2世代)が16カ月連続で販売数1位を獲得した。全体的に取引数が増加する中、特にiPhone SE(第3世代)の64GBモデルは2月から取引数が倍増し、3位にランクインしている。
2位には前月に引き続きAQUOS sense3が入った。1万円未満で購入できる手頃な価格と、防水やおサイフケータイといった充実した機能が評価され、サブ機として重宝されているようだ。
買取ランキングではiPhone 13が2カ月ぶりに首位奪還
買取数ランキングでは、iPhone 13(128GB)が2カ月ぶりに1位に返り咲いた。また、前月はトップ10入りを逃したiPhone 13 miniとiPhone 12 miniも取引数を大きく伸ばし、それぞれ4位と5位にランクインした。
注目すべきは、Androidスマホが買取数ランキングに1機種もランクインしていない点だ。中古スマホ市場ではiPhoneの人気が依然として高いことがうかがえる。
iPhone 16eの発表が市場に影響
2月下旬に発表されたiPhone 16eの影響で、iPhone SE(第3世代)の取引が活発化している。販売数ランキングでは3位にランクインし、平均販売単価は前月比4,320円増の44,044円となった。新モデル発表に伴う旧モデルの需要増加という典型的なパターンが見られる。
中古スマホの価格動向
販売数ランキング上位機種の価格動向を見ると、多くの機種で価格下落が続いている。1位のiPhone SE(第2世代)は前月比1,808円安の20,921円、4位のiPhone 13(128GB)は4,075円安の66,298円となった。
一方で、iPhone SE(第3世代)とiPhone 13 miniは価格上昇しており、それぞれ前月比4,320円増の44,044円、1,232円増の61,423円となっている。
- iPhone SE(第2世代)64GB:20,921円(前月比-1,808円)
- AQUOS sense3 64GB:6,382円(前月比-92円)
- iPhone SE(第3世代)64GB:44,044円(前月比+4,320円)
- iPhone 13 128GB:66,298円(前月比-4,075円)
- iPhone 12 64GB:42,093円(前月比-1,676円)
にこスマでは、今後も顧客のニーズに応えるべく、販売・買取の両面からサービスの充実に努めていくとしている。