ソフトバンクの独占崩れる?!iPhone、KDDIから販売されることがほぼ確実に
【img via iPhone Lab】
日経ビジネスOnlineが衝撃的なニュースを報じている。10月中旬に発売が噂されている次期iPhoneを取り扱う国内キャリアがソフトバンクだけではなく、KDDIも販売する見通しとなっているようだ。
関係者によると、KDDIは米アップルと既に「iPhone5」の国内での販売契約を締結し、全国のauショップなどで11月頃から販売を開始する方向で関係各方面との準備に入っている。iPhone5は10月中旬頃、全世界で発売が開始される見通しだ
今までiPhoneは国内ではソフトバンクの独占契約で三年間販売し続けていたが、とうとう再来月からはそれも崩れ去ってしまうようだ。
要因としては、アップルの作戦変更が大きいようだ。iPhone 3G発売当初は各国で一つのキャリアと独占契約を結ぶケースが殆どだったが、最近ではアメリカのVerizonに続いてSprintも販売が決定しているように、Appleの提示する厳しい条件を呑み込めるキャリアが販売権を与えられる形にシフトしている。
iPhone 3G、iPhone 3GS、iPhone 4を販売したソフトバンクは言うまでもなく日本のスマートフォン市場の浸透に大いに貢献したことは間違いないが、ドコモによるハイスペックAndroid端末の猛反撃のせいか、最近のiPhone契約者数の伸びは以前ほどではない。Googleの思い通りにさせる訳にいかないAppleとしては、世界的に見てもモバイルリテラシーが高く、通信インフラが整っている日本での契約者数を増やすことは絶対条件である。
iPhoneを買おうと思っていたKDDIユーザーにとっても、ソフトバンクのインフラにうんざりしている人にとっても非常に嬉しいお知らせではあるが、まだ喜ぶのは早い。まだ公式な情報ではないこともそうだが、KDDIでiPhoneが販売されたとしてもソフトバンクで利用できた機能を全て利用できるようになるとは到底思い難い。特にSMS/MMSやIMAP専用アドレスの有無など、KDDIで販売するとなると変わってくる点も数多く出てくるはずなので、もう少し概要がハッキリするまでは待機していることをオススメする。
(via 日経ビジネスOnline)