iPhone 12、auの4G SIMは使用不可　SIM交換は店舗予約がおすすめ

iPhone 12シリーズは5Gに対応するが、従来のiPhoneで使用しているのは4GのSIMカードだ。ドコモとソフトバンクは契約の変更さえすれば同じSIMを使い続けられるが、auの場合はSIMカードを交換する必要がある。もしSIMフリーモデルをAppleから購入した場合、4GのSIMではiPhone 12シリーズのアクティベート作業もできない。iPhone 12を購入後、まずはSIMカードの交換作業を行う必要がある。

Appleが公開している、iPhone 12の「よくある質問」にも、au回線でiPhone 12をアクティベートするには新しいnano-SIMカードが必要と明記されている。

契約中の通信事業者がKDDIの場合、iPhone 12をアクティベートするには新しいnano-SIMカードが必要です。詳しくはKDDIにお問い合わせください。

Apple公式サイトよりキャプチャ

電話による4G→5G切り替え対応を23日からスタートする、との情報

本来であればSIM交換は店舗で行う必要があるが、ITmedia Mobileによると、「auお客さまサポートに電話をすれば、4GのSIMのまま5Gを利用できるよう、遠隔で処理をする」という。ケータイ Watchによると、「ユーザーからお客様センターに電話で申し出ると、KDDI側で当該SIMがiPhone 12シリーズにおいても使用できるように調整する」と、同様の情報が記載されている。

これらを踏まえた上で、auのサポートに問い合わせたところ、10月18日19時時点では「こちらの記事につきましては、auが公式に提供している記事ではないため、詳細な情報が不足しております」との回答があり、「今現在では、電話窓口での切り替えができかねることでございます」との説明を受けた。

電話窓口での切り替えが可能になり次第、au公式のホームページ上で公開するとのことだが、記事公開時点では該当する内容は見当たらない。電話による切り替え対応の詳細は、現場まで下りてきていないと見られる。

電話受付ができたとしても、発売当日はiPhone 12シリーズに買い換えた人が殺到し、混乱状態が続く可能性が高い。また料金プランを5Gのものに変更する必要があり、電話越しでの説明は難しくなりそうだ。

混乱を回避しiPhone 12のSIM切り替えを行うために、auショップの来店予約を行うことをおすすめする。このページに詳細が書かれているが、ウェブまたは「My au」アプリ上から行うことができる。

直接店舗に行く面倒さはあるが、料金プランの選択およびSIMカードの交換が確実に行える。万が一電話による切り替え対応および5Gプランの選択が完了した場合は速やかにキャンセルすれば良いだろう。現時点ではすでに来店予約が埋まっている店舗もあるようだ。

5Gの料金プラン一覧はこちらのページから確認できる。

auサポートページに詳細が公開、店頭および電話受付が可能と発表

auのサポートページに以下の説明が追加された。

• SIMフリー版 iPhone 12、iPhone 12 Proでは、現在利用中の4G LTE契約のSIMカードを引き続き利用することはできない。
• 店頭持ち込みおよびお客さまセンターへの電話、どちらも対応する
• どちらも事務手数料（3,000円）がかかる

“5G対応のSIMフリー版 iPhone 12を購入しました。現在利用中の4G LTE契約のSIMカードを引き続き利用できますか？

いいえ、4G LTE契約のSIMカードではご利用できません。5G契約への機種変更のお手続きが必要となります。”

https://t.co/g8rlINiQcX

— g.O.R.i（ゴリミー管理人） (@planetofgori) 2020年10月22日

※ご来店によるお手続き、お客さまセンターでのお手続きのどちらも事務手数料（3,000円）がかかります。

・店頭にお持ち込みの場合
SIMカードを交換いたします。

・お客さまセンターへお電話いただく場合
SIMカードの交換は行いません。

— g.O.R.i（ゴリミー管理人） (@planetofgori) 2020年10月22日

・お客さまセンターでのお手続きは、手続き完了までにお時間をいただく場合があります。お急ぎの場合は、ご来店でのお手続きをおすすめします

・iPhone 7 および iPhone SE（第1世代）以前の機種や、au VoLTE非対応のAndroid機種をお使いの方は、auショップでのSIMカード交換手続きが必要となります

— g.O.R.i（ゴリミー管理人） (@planetofgori) 2020年10月22日