折畳iPhone、「9月発売」と「2027年延期」で情報が真っ二つに割れている
BloombergとNikkeiが真逆の報道。ヒンジ素材の最終決定は7月以降にずれ込む見通し
Apple初の折畳iPhoneの開発が佳境を迎えているが、ヒンジ素材の選定や製造パートナーとの価格交渉など、量産に向けた課題が複数浮上している。一方でBloombergのMark Gurman氏は、9月のiPhone 18 Proシリーズと同時期またはその直後に発売される見通しだと報じており、開発は順調に進んでいるとの立場だ。本記事ではその流れをまるっと解説する。
Nikkei Asiaによると、折畳iPhoneはEVT(技術検証試験)段階で「予想以上の問題」が発生しており、部品サプライヤーには生産スケジュールの後ろ倒しが通達されているという。関係者は「4月から5月初旬が極めて重要な時期」と述べており、最悪の場合、初回出荷が数カ月遅れ、2027年にずれ込むリスクもあるとしている。
ヒンジ素材と価格交渉が未解決
中国のリーカーFixed Focus Digitalは、Weiboへの投稿でサプライチェーン情報を引用し、遅延の原因はディスプレイや部品の問題ではなく、ヒンジ素材の最終決定と組立パートナーとの価格交渉だと主張している。Appleはヒンジ素材として、耐久性向上や折り目の軽減が期待される「リキッドメタル」と、iPhone Airで採用された「3Dプリントチタニウム合金」の2つを検討中だという。
アナリストのMing-Chi Kuo氏によると、Appleは過去にSIM取り出しピンなど小型部品でリキッドメタルを使用した実績はあるが、折畳iPhoneは同素材を重要な機械部品に大規模採用する初の試みになる。ヒンジ素材の最終決定は、7月から8月初旬に行われるPVT(生産検証試験)段階になる見込みだ。年内出荷を前提とすれば、これがギリギリのタイミングとなる。
価格交渉についても、組立パートナーとの協議が難航しており、生産スケジュールに影響を及ぼす可能性がある。折畳iPhoneの販売価格は2,000ドルから2,500ドルと予想されており、iPhone 17 Pro Maxのほぼ2倍に達する可能性がある。
Gurman氏は「予定どおり9月」と反論
さて、ここからが面白くなる。こうした遅延リスクの報道に対し、BloombergのMark Gurman氏は、真っ向から否定。折畳iPhoneの開発は順調であり、9月のiPhone 18 Proモデルと「同時期」または「直後」に発売されると報じた。Nikkei Asiaの報道については「的外れ」と指摘している。
「面白い」点は、何もただ反論しているからではない。実はGurman氏自身も、わずか2週間前にはiPhone 18 ProやiPhone 18 Pro Maxよりも遅れて発売される可能性を示唆していた。あれ?手のひらクルー?
Appleの計画が変わったのか、それとも当初から9月発売を予定していたのかは定かではない。ディスプレイの複雑な設計により供給が限られる可能性はあるものの、発売自体が遅れるとは述べていない。
Gurman氏は「Appleは現時点でiPhone 18 Proと同時に販売を開始する意向だが、計画は変わる可能性があり、タイミングは最終決定していない」とも付け加えている。量産はまだ開始されておらず、EVT段階にある。前日にはFoxconnで試験生産が始まったとのリーク情報もあり、パートナー工場の関係者がデバイスにアクセスし始めたことで、情報が増えている段階と見られる。
折畳iPhoneのスペック情報
これまでの噂をまとめると、折畳iPhoneは以下のようなスペックが予想されている。
- 開いた状態のメインディスプレイ:約7.8インチ
- 閉じた状態のカバーディスプレイ:約5.5インチ
- 厚さ:開いた状態で約4.5mm、閉じた状態で9〜9.5mm
- アスペクト比:4:3(iPadに近い形状)
- 背面カメラ:2基
- 前面カメラ:1基
- Touch ID:電源ボタン内蔵型
ブック型のデザインを採用し、開くとiPad miniに近いサイズのディスプレイが現れる。Touch IDの復活やFace ID非搭載など、薄型化を優先した設計が特徴だ。市場に出回っている他社の折畳スマートフォンと比較して、横幅が広く、縦が短い形状になるようだ。
初の折畳iPhoneのCADデータに基づくデザインやダミーモデルも確認されており、Gurman氏は「iPhone 4もXも超える」と評価するほどの期待を寄せている。9月の発売に向けて、今後もリーク情報は加速するだろう。
もっと読む

折畳iPhoneのダミーユニット初公開。閉じるとminiサイズ、開くとほぼiPad mini

折畳iPhoneの名前、みんなの予想と違うかもしれない。「iPhone Ultra」説が浮上

宇宙で使われているApple製品、iPhone 17 Pro Maxだけじゃなかった

折畳iPhone、「12月説」を覆すか。Foxconnで試験生産が始まったらしい

iPhone 18とiPhone Air 2、デザインと発売時期の新情報が浮上

iPhone 17 Pro Max、今まさに月へ向かっている──NASA初の「宇宙飛行士全員にiPhone支給」

iPhone 18 Pro、今年も「ブラックなし」が濃厚。2年連続でAppleが封印か

Apple創業50周年のエモすぎる壁紙が無料配布中。クレヨンタッチのレインボーロゴがたまらん

ChatGPTがCarPlayに対応。車内でもAIに質問できる時代が来た

iPhone 18 Proの「小型化されたDynamic Island」の写真がリーク。しかしリーク元……誰?

折畳iPhoneは”iPhone史上最大の刷新”か。「iPhone 4もXも超える」と著名記者が太鼓判

3月の発表ラッシュ、まだ序章だった。Appleが年内に投入すると噂の新製品15以上まとめ

iPhone 18シリーズ、Dynamic Islandが小さくなるらしい。パネルがリーク?

折畳iPhone、9月には届かない。iPhone 18 Proと”同時発売”にはならないっぽい

iPhone×2億画素カメラ、噂が現実味を帯びてきた。Appleが望遠レンズのテスト開始か

折畳iPhone、そして”20周年モデル”。Apple「iPhone史上最大の刷新」を準備中

”売れてない”はずのiPhone Air、実はPlusの2倍使われていた

折畳iPhone、今年12月に出荷開始か。iPhone 18 Plusの復活も浮上

2026年のApple新製品、まだ12個もあるらしい。折畳iPhone・有機EL MacBook・スマートホームハブなど


