iPhone 16eのMagSafe非対応で失うものが大きすぎる

iPhone 16eのMagSafe非対応について、僕のように憤慨している人も居れば、妥当な判断だと評価する人もいる。

「MagSafeを使っている人が少ない」「これを買う人はMagSafeを必要としない」との指摘もあるが、これはMagSafeを使っていない側の人間の主張であり、MagSafeを愛用している側の人間である僕からすれば、あまりにも勿体ない。

先日飲み会でiPhone 16eがMagSafe非対応であることを告げると、満場一致で「あり得ない」だった。やはり便利さを実感している人からすれば、対応してほしかったのだ。

そこで本記事では、MagSafeの便利さについて語らせてもらいたい。MagSafeが宗教上の理由などで嫌い、断固拒否という人はスルーしてもらって良いが、「MagSafeの何がいいの？」と興味を持っている人は読み進めてもらいたい。

MagSafe充電の便利さを知ってほしい

MagSafe否定派は、「充電すなら有線のほうが早い」という主張する。その通りだが、ケーブルの抜き差しより、接続面の大きい台座に置くだけで位置合わせが完了するマグネット式ワイヤレス充電のほうが間違いなく便利だ。これは異論の余地がないだろう。

僕の場合、風呂など水回りでiPhoneを使うことが多いため、端子が濡れてしまい有線充電ができない。MagSafeがあることで、そのような状況でも安心して充電できる。

なおアンチMagSafe過激派の中にはなぜか「MagSafeが好きな人はMagSafeしか使わない」と勘違いしている人もいるが、当たり前のようにそれは嘘だ。極端すぎる。それこそ急な時は有線充電を活用する人も多いだろう。

また、「急ぎでなければ通常のワイヤレス充電は不要」という意見もあるが、従来のワイヤレス充電の2倍の出力、MagSafeの魅力は有線充電に近いスピードでありながら、確実に充電するための位置が合う点がMagSafeの素晴らしさなのだ。ピタッと位置が合い、画面上には充電開始が確実に分かる充電開始画面が確認できる。

充電開始が確実に分かる

ワイヤレス充電の仕組み上、有線充電に比べて充電効率は悪いが、幸いにもバッテリー劣化速度に大きな違いはないと確認されている。最短時間で最大のバッテリー回復を必要とする状況でなければ、MagSafeのほうが何かと便利なのだ。

僕は知っている。アンチMagSafe派は「高速充電できる有線充電があるのに、わざわざワイヤレス充電のために高いお金を払うこと」が正当化できないのだろう。

しかしMagSafeの魅力は充電の仕組みだけではない。内蔵マグネットを利用したアクセサリが抱負に登場しているのだ。

MagSafeアクセサリが便利すぎるのよ

僕が今一番気に入っているMagSafeアクセサリはMOFTの8-in-1多機能スタンド。iPhoneの背面にピタッと貼り付けられるため、駐車券やカードを持ち運ぶ際に大活躍している。

撮影の際はスマホホルダーが活躍し、車の中ではMagSafe対応車載ホルダーが欠かせない。ビデオ会議の際は、iPhoneをMagSafeマウントで取り付けてカメラ代わりに活用している。

このような便利なアクセサリがiPhone 16eで利用できないのは、あまりにも残念だ。特に僕はiPhone 16eを妻に買い、MagSafeアクセサリを共有するつもりだったため、非対応のニュースを見て衝撃だった。iPhone 16の機能は必要ないが、MagSafe非対応となればiPhone 16eは見送らざるを得ない。

iPhone 16e、MagSafeさえ対応してくれれば……欲しかった

iPhone 16eは円安の影響で予想以上に高価な端末となってしまった点は惜しいが、端末としては必要十分なスペックを兼ね揃えている。だからこそ、MagSafe非対応を知った時のショックは大きかった。

幸いにも電池持ちは6.1インチモデルで最も長く、iPhone SEから飛躍的に成長している。iPhone SEでMagSafeのない生活に慣れている人からすれば、大した問題ではないのかもしれないが、MagSafeのある端末からの乗り換えを検討している人にとってはダメージが大きい。

MagSafeが欠かせない人はiPhone 16eは見送り、iPhone 16を買うのが良いだろう。