「iPhone SE」が欲しいと思う5つの理由、購入をためらう5つの理由
最強の4インチ型iPhone、「iPhone SE」がついにベールを脱いだ。「iPhone 6s」のスペックに「iPhone 5s」のボディ。長らく「新しい4インチ型iPhoneが欲しい」と思っていた人の夢を叶える素晴らしい端末ではないだろうか。
僕は「iPhone 6s Plus」ユーザー。「iPhone 6 Plus」を1年間使い、「iPhone 6s」への乗り換えを決意したものの、結果的に「iPhone 6s Plus」に戻ってきた、大画面に慣れてしまった側の人間だ。
そんな僕だが、実は「iPhone SE」に少し興味を持っている。5.5インチから4.7インチにサイズダウンを失敗しているのにも関わらず、5.5インチから4インチへのサイズダウンを試みようとしている愚か者がここにいるのだ。みんな、止めてくれ!
なぜ僕が「iPhone SE」を魅力的なデバイスであると感じているのかについて、そしてそう思いつつも購入をためらう理由についてまとめてみたので、購入を検討している人は参考にどうぞ!
「iPhone SE」が欲しいと思う5つの理由
まずは「iPhone SE」が欲しいと思う理由から。
1. 確実に片手で操作できるコンパクトさ、持ちやすさ、軽さ
久しぶりに「iPhone 5s」を手にして思い出したこの感覚。数年前、まだ僕らは片手でiPhoneを操作することができていたのだ。そんな時代もあった……。
LINEメッセージへの返信もツイートもFacebookのコメントも片手でサクサク。角ばった筐体は好き嫌いが別れるかもしれないが、久しぶりに持ってみるとなかなか持ちやすい。これは手にしっかりと収まるという安心からくるものかもしれない。
そして何よりも軽い。参考に、「iPhone 5s」「iPhone 5c」「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」の重量を表にして比較してみた。
iPhone SE | iPhone 5s | iPhone 5c | iPhone 6s | iPhone 6s Plus | |
---|---|---|---|---|---|
重さ | 113g | 112g | 132g | 143g | 192g |
「iPhone 5s」からは1g重くなっている「iPhone SE」だが、これはもはや誤差レベル。僕が普段使っている「iPhone 6s Plus」と比較するとその重量差はなんと79g!危うく2台分の差になるところだった。
ランニングする時もタイトなジーンズにねじ込む時も「iPhone 6s Plus」の重量感が気にならないと言ったら嘘だ。コンパクトで持ちやすくて軽い。非常に魅力的だ。
2. 「iPhone 6s」をよりも長持ちするバッテリーライフ(電池持ち)
「iPhone SE」の魅力はそのコンパクトさだけではない。電池持ちが驚異的に改善されているのだ!下記表をご覧あれ!
iPhone SE | iPhone 6s | iPhone 5s | |
---|---|---|---|
通話時間(3G) | 14時間 | 14時間 | 10時間 |
連続待受時間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 |
インターネット利用(3G) | 12時間 | 10時間 | 8時間 |
インターネット利用(LTE) | 13時間 | 10時間 | 10時間 |
インターネット利用(Wi-Fi) | 13時間 | 11時間 | 10時間 |
ビデオ再生時間 | 13時間 | 11時間 | 10時間 |
オーディオ再生時間 | 50時間 | 50時間 | 40時間 |
ポイントは赤色になっている箇所。インターネット利用時間が「iPhone 6s」を最大2時間上回ると公表されている他、同じ見た目であるのにも関わらず、「iPhone 5s」とは最大4時間もの差を付けている!
ハードに使う人にとって電池持ちが長いことに越したことはない。電池持ちが長いiPhone、非常に魅力的だ!
3. 外向きカメラの性能は「iPhone 6s」と同等、4K動画の撮影が可能
「iPhone SE」は「iPhone 6s」に搭載されている外向き(iSight)カメラと同等の機能を持ち合わせている。1,200万画素のセンサーを搭載し、4K画質の動画を撮影することができる。
参考として「iPhone 5s」を含めた3機種で比較表を作成した。
iPhone SE | iPhone 6s | iPhone 5s |
---|---|---|
1,200万画素 f値2.2 Live Photos True Toneフラッシュ バーストモード 「Focus Pixels」オートフォーカス パノラマ(最大63メガピクセル) |
800万画素 f値2.2 True Toneフラッシュ バーストモード |
4インチというサイズ感で「iPhone 6s」と変わらない写真を撮ることができるとは素晴らしい。コンパクトである分、ササッと取り出しカシャッとシャッターチャンスを逃すことなく捉えることができる。
4. カメラの出っ張りがない = ケース無しで持ち運べる
「iPhone 6/6 Plus」以降、本体のカメラの突起してしまった。良いカメラを搭載するために物理的な場所が必要だということは分かっているが、やはりカメラの突起は邪魔だ。何せ、机の上に置くとグラグラする。全くもって頂けない。
「iPhone SE」は「iPhone 5s」と同じ外観。つまり、カメラが突起していない!「iPhone 6s」と同じカメラを搭載しておきながら突起していないとは素晴らしい!
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5. 「iPhone 6s」と同等のプロセッサ性能、同じ量のRAM
「iPhone SE」が魅力的なデバイスである最大の理由、それは「iPhone 6s」と同じプロセッサ性能、同じ量のRAMを搭載しているからだ。
これにはハッキリ言って驚異的。以前書いた「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」を徹底比較した記事でもあったが、「iPhone 6s」の方が総じて動作がワンテンポ早く、キビキビしているような印象を受けた。
僕のMacにおける外部ディスプレイの利用から得た経験によると、より大きいディスプレイを出力する方がより多くのパワーを要することから、同じパワーを持つ「iPhone SE」は「iPhone 6s/6s Plus」よりもキビキビ動作するのではないかと期待している。
「iPhone SE」の購入をためらう5つの理由
続いて「iPhone SE」の購入をためらってしまう理由を解説する。
1. 「3D Touch」に非対応
そもそもあってもなくても困らない機能であるため、余計な機能のために電池持ちを犠牲にせずに済んだということで「良い点」とも言えるかもしれないが、最新機能に非対応という点において「3D Touch」が利用できないことをマイナス点として挙げておく。
画面の端からマルチタスク画面を呼び出したり、アイコンをロングプレスして特定の機能を素早く呼び出すこともできない。
2. 「Touch ID」が第1世代のまま
残念ながら「Touch ID」は進化しなかった。「iPhone 5s」や「iPhone 6」と変わらず、第1世代の「Touch ID」のままとなっている。確かに「iPhone 6s」の「Touch ID」は認証制度も高く、高速でロック画面を解除することができるが、このスピード感が快適に感じられるのはアプリを購入する時ぐらいで普段のロック画面解除はむしろ速すぎるぐらいだ。
個人的には「Touch ID」は第1世代でもそれほど気にならないような気がしている。
3. 内向き(FaceTime)カメラは昔と同じ
残念だったのは内向きカメラが進化しなかったこと。こんな僕でもたまにインカメラを使ってセルフィを撮ることも増え、そんな僕を許容してくれる世の中になったのだ。
どうせ撮るなら良い画質で……と言いたいところだが、「iPhone SE」のFaceTimeカメラは「iPhone 5s」から変わらず、120万画素のまま。惜しい、惜しいよ!
4. 光学手ブレ補正に非対応
そもそも「iPhone 6s」が搭載されていない時点で搭載されることを期待すること自体間違っていたかもしれないが、光学手ブレ補正が搭載されていたら最高だった!やはり光学手ブレ補正は5.5インチディスプレイに限定されるようだ。
5. 「4G LTE-Advanced」「MIMO」に非対応
現状、どの程度これらの恩恵を受けているのか分かっていないので何とも言えないが、通信面は「iPhone 6s/6s Plus」と比べて劣る。LTE通信においては「キャリアアグリゲーション(CA)」に非対応、Wi-Fi通信においては「MIMO」に非対応。それぞれの環境において「iPhone 6s/6s Plus」と同等の通信速度を期待するのは難しそうだ。
「iPhone SE」は買う?買わない?
結局のところ、「iPhone SE」は買うべきか、見送るべきか。
「買ってみないと分からない」という思いと「久しぶりに4インチ型iPhoneをメイン機として使ってみたい」という思いがあるので僕は自然と買う方向に気持ちが傾いているが、ハッキリ言って既に「iPhone 6s」や「iPhone 6s Plus」を持っている人は買い換えるべきではないだろう。
理由は明快だ。数カ月後には「iPhone SE」を遥かに凌駕するスペックを持つiPhone 7、iPhone 7 Plusが登場するから。今変えてしまったら結果的に「余計な出費」になり兼ねない。
「iPhone SE」は「iPhone 6s」に搭載されている多くのスペックを搭載しているが、全て搭載されている訳ではないことからハイエンドモデルとしての位置づけではないことは明確。「iPhone 5s」を置き換える端末として登場していることもあり、その点に関してとやかく言うのはお門違いだ、というのが僕の見解。文句あるなら見送って9月を待ちましょう。
むしろ、「iPhone SE」は4インチ型iPhoneの新モデルを待ち焦がれていた人にとって待望のモデル。恐らく国内では多くの「iPhone 5s」ユーザーが喜んで買い換えるだろう。
僕も実機を試すのが楽しみだ!意外と「iPhone SE」に落ち着いちゃったりして!
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買い換える時に6sの機能が気に入っていて、大きい画面が気に入っている人が替えると後悔しるかもしれません。また、5sを使っている人もサイトをハードに使わない人ならiosのバージョンアップでサクサク感をかんじられるので替える必要は無いと思います。2ギガのメモリーとカメラ性能に魅力を感じられるなら替えるのがいいと思います。あとはあいうえおさんと同意見です。僕も楽しみしている一人です。
大きい画面にした時にいいと感じたら小さな画面にする必要はないと思います。また、6sと比べるならば6sやプラスがいいと思います。5sより少し良くなって良かったと思える人がseを欲しくなるのだと思います。プラスとかのサイトの閲覧は確かに見やすいので自宅に置いておくとベストです。大きなスマホこそ自宅用に丁度いいサイズですね。