「iPhone X」のディスプレイ対ボディ比率は82%!でもiPhone 8 Plusの方が画面エリアは広い
「iPhone X」は5.8インチディスプレイを搭載しているが、5.5インチディスプレイを搭載しているiPhone 8 Plusよりも筐体は小さい。どちらかというとiPhone 8に近いサイズだ。
これは「iPhone X」がホームボタンを含む上下のベゼルをすべて排除した結果。KGI証券のMing-Chi Kuo氏は本体に対するディスプレイの比率が最も高いスマートフォンになると説明していたが、実際はどうなのだろうか。
phoneArenaの計算によると、「iPhone X」のディスプレイ対ボディ比率(画面対筐体比率)は82%であることが判明した!
iPhone 8は65.7%、iPhone 8 Plusは68.2%
対するiPhone 8は65.7%、iPhone 8 Plusは68.2%となっていて、「iPhone X」の方が画面が筐体に対して占める割合が圧倒的に高いことが分かる。
iPhone X | iPhone 8 | iPhone 8 Plus | |
---|---|---|---|
アスペクト比 | 2.17:1 | 16:9 | 16:9 |
ディスプレイサイズ | 5.85インチ | 4.7インチ | 5.5インチ |
解像度 | 1125 x 2436 ピクセル | 750 x 1334 ピクセル | 1080 x 1920 ピクセル |
画面エリア | 296,724 ポイント | 250,125 ポイント | 304,704 ポイント |
比率 | 82% | 65.7% | 68.2% |
ピクセル密度 | 458 ppi | 326 ppi | 401 ppi |
ただ、上記表を見ていると1つ気になることがある。画面エリアを比較すると、「iPhone X」は296,724ポイント、iPhone 8 Plusは304,704 ポイント。5.8インチが5.5インチより画面小さいとは一体どういうことか。
画面エリアは「iPhone X < iPhone 8 Plus」
そもそもこの「5.5インチ」や「5.8インチ」はディスプレイの対角線の長さ。
先ほどの表に書いたアスペクト比を見ると、「iPhone X」は2.17:1、iPhone 8 Plusは16:9(≒ 1.78:1)となっている。つまり、「iPhone X」の方がディスプレイが縦長かつ左右に”耳”がある分、ディスプレイサイズが大きく表記される。
PaintCodeの図面をもとにphoneArenaが計算した結果、iPhone 8 Plusの方が画面エリアが「iPhone X」よりも2.6%大きいということになる。
たかが2.6%、されど2.6%。よって、「1番大きいディスプレイを搭載しているiPhoneを頼む」という要望に対して、iPhone 8 Plusが提示される可能性があるので、注意を!
逆に考えると、iPhone 8に近い筐体でありながらiPhone 8 Plusと変わらない画面サイズということは凄いことだ。やはり僕は「iPhone X」を待った方が良いと思う。