【レビュー】「HyperDrive 7.5W Wireless Charger USB-C Hub」ーースタンド型ワイヤレス充電器にもなるUSB-Cハブ
最近のMacBook ProやMacBook、そして新しくなったMacBook AirもすべてUSB-Cポートを採用している。そのため、従来の周辺機器を使うためにはUSB-CハブやUSB-Cドックが欠かせず、僕自身も常に何かしら持ち歩いている。
一方、最近のiPhoneはワイヤレス充電に対応し、充電台に載せるだけで電池が回復する。さらには「Touch ID」ではなく「Face ID」を基本の生体認証に切り替えているため、画面さえ自分の方向に向いていれば簡単にロック解除できる。
今回紹介する「HyperDrive 7.5W Wireless Charger USB-C Hub」は従来ポートを追加して拡張しつつも、平置き型にもスタンド型にもなるワイヤレス充電機能が内蔵されたUSB-Cハブ。十分に持ち運べるサイズで非常に便利なので、紹介する!
持ち運べるスタンド型ワイヤレス充電器の便利さは異常
僕は自宅で「Logicool Powered Wireless Charging Stand」を愛用しているが、その最大の理由はやはりスタンド型だからこそ。「Face ID」のある生活になれた今、平置き型よりもスタンド型の方が通知を確認するにしても、ロックを解除するにしても便利。
この便利さが出先で作業する時にも実現できたら良いなと思いつつも、わざわざワイヤレス充電台を持ち運ぶという気にはなれなかった。
その不可能を可能にしてくれるのが、今回紹介する「HyperDrive 7.5W Wireless Charger USB-C Hub」。
Macに同梱されているUSB-Cケーブルを挿し、iPhoneを上に置けば充電が開始される。iPhoneが利用できる7.5Wの高速ワイヤレス充電に対応している点は高く評価できるが、これだけではどこにでもありそうなワイヤレス充電器だ。
「HyperDrive 7.5W Wireless Charger USB-C Hub」のすごいところは、充電台を傾けることができ、スタンド型のワイヤレス充電器としても使うことができること。ハッキリ言ってこれがものすごく便利なのだ。
画面が自分の方に向いているので「Face ID」も一瞬。最適な配置場所を知るために多少の調整が必要だが、決まれば画面を見てスワイプアップすればホーム画面に入ることができている。
僕はiPhoneのアプリで受信している各種通知を眺める時に重宝している。
豊富なポートが用意され、USB-Cハブとしても優秀
「HyperDrive 7.5W Wireless Charger USB-C Hub」の魅力はワイヤレス充電器だけではなくUSB-Cハブとしての機能もしっかり兼ねている点。用意されているポートは下記の通り:
- HDMI(1080p@60Hz, 4K@30Hz対応)
- ギガビット・イーサネット
- SDカードスロット (UHS-I 104MB/s)
- micro SDカードスロット (UHS-I 104MB/s)
- USB 3.1 Gen 1 ポート ×3 (5Gb/s)
- USB-C 60W Power Delivery パススルー対応
廃止されたことで不満が続出したSDカードスロットや従来のUSBポート、さらにはHDMIポートやギガビット・イーサーネットポートも用意され、2015年モデル以前のMacBook Proに用意されていた従来ポートは概ね利用できるようになる。
さらに、USB-Cポートは60WのPower Deliveryに対応。13インチ型MacBook Proであればフルスピードで本体を充電することができつつ、用意されているポートを利用することができる。
「HyperDrive 7.5W Wireless Charger USB-C Hub」のサイズは14.35cm x 7.4cm x 2.23cm、本体重量は218g。一般的なUSB-Cハブと比較すると少し本体は重くなるものの、電源ケーブルとMacの間に挟むだけでポートの拡張およびワイヤレス充電器が追加されるのは相当便利。
機能としては一切申し分なく、個人的にはとても気に入っていたのだが、最近になって動作が時々安定しないことが増えてきたことは明記しておく。今のところその原因が掴めず、何が問題なのか分かっていない。買った当初は安定して使えていたのに、なぜだ……。
正式発売は2019年1月上旬頃が予定されているが、現在、Makuakeにて2018年12月末までのお届けで37%オフで予約受付中。興味ある人は下記からどうぞ!