M4 MacBook Air登場間近。M1からの買い替えが最適な理由
性能2倍以上、デュアルディスプレイ対応、16GBメモリ標準搭載で待望の進化
現在M3 MacBook AirとM3 Max MacBook Proを併用している立場からすると、近々発表が予想されるM4 MacBook Airは、かなりの期待が持てる製品だ。特にM1モデルを大切に使い続けているユーザーにとって、待望のアップグレード候補になりそうだ。
大幅な性能向上が期待される
Appleの発表によると、新型モデルの核となるM4チップは、日常的な作業で1.7倍、クリエイティブ作業で2.1倍の性能向上が期待できる。特筆すべきはAI処理性能が3倍以上に強化される点だ。Apple Intelligenceをはじめとする今後のAI機能の活用を視野に入れているユーザーにとって、この性能向上は大きな魅力となるだろう。
プロレベルの拡張性を実現か
噂によると、新モデルは薄型軽量デザインを維持しながら、M4チップを搭載したMacBook Proと同等の拡張性を獲得する可能性がある。内蔵ディスプレイを使用しながら2台の外部ディスプレイに出力可能となり、右側にもThunderbolt 4ポートが追加されるとみられている。
M4 MacBook Proの仕様
快適な作業環境を実現する仕様
M4チップは、メモリ16GBが標準搭載。24GB、32GBがオプションとして提供される。また、FaceTimeカメラは1,200万画素へとアップグレードされ、センターフレームとデスクビュー機能にも対応するだろう。
4スピーカーシステムの搭載とMagSafe充電ポートの追加により、サウンド品質と充電の利便性も向上。Nano-textureディスプレイのオプションも期待したいが、MacBook Proと異なるディスプレイ仕様であること、MacBook Proとの差別化も踏まえ、MacBook Airには同等のオプションは用意されないと予想している。
新デザインへの懸念は不要
M1モデルからの買い替えで懸念するポイントがあるとすれば、筐体デザインだろう。
M1モデルのウェッジ型筐体は確かにアイコニックな存在だが、現行モデルの均一な厚みのデザインは実際の使用感が良好だ。キーボード部分が非常に薄く、タイピングする際に厚みを感じない。ノッチについても、日常的な使用では全く気にならない存在となる。
プロユースにも対応可能な実力
僕の場合、内蔵ディスプレイを開いたまま2画面の外部出力が可能になれば、M3 Max MacBook Proと同様の作業環境が構築できる。単なるモバイルマシンとしてだけでなく、MacBook Proのバックアップマシーンとしても十分な実力を備えることになる。
現在の作業環境
価格面での考慮点
ただし、「お手頃価格のMac」という従来のポジションからは大きく変化している点に注意が必要だ。現在のMacBook Airは「本格的な作業もこなせる薄型マシン」として進化を遂げており、新モデルは現行モデルと同等かそれ以上の価格設定となる可能性が高い。
紹介した新機能にそれほど魅力を感じない場合は、現在各所でセール中のM2モデルやM3モデルも検討に値する選択肢となるだろう。