ガラケーからスマートフォンに乗り換える前に知っておきたい3つのこと

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スマートフォンは間違いなく2011年の流行語になるだろう、と思えるぐらい「スマートフォン」という言葉を耳にする。日本人特有の「みんなが持ってるから、私も買うことにした」という流れで今までケータイさえも使いこなせなかった人が、スマートフォンに乗り換えているらしい。ただ、乗り換えたものの、「あれができなくなった」「これが出来ないのはなんで」という、事前に知っていなければならないことについて不満を漏らす人が多いので、今後、スマートフォンを購入予定の人に参考にしてもらえれば、と思い書いてみた。

電池が持たなくなる

僕自身含め、スマートフォンを買って最初に驚くのは電池持ちの悪さ。「今まで使ってたケータイでさえも3日は持ったのに、なんで1日も持たないの！？」と不満を爆発させる人も少なくないはず。

ただ、実際電池の容量を見ると、スマートフォンの電池容量は一般のケータイの1.5倍〜2倍近くある。つまり、電池が持たない原因は電池が足りないのではなく、そもそものスマートフォンの仕組みと、導入するアプリケーション、そして本人の使い方に問題がある。

今現状市場に出ているスマートフォンは全てマルチタスクに対応している。マルチタスクに対応していると、パソコンのように音楽を聞きながらブラウザを開いてメールを書く、と言った、同時に複数のアプリケーションを起動してそれぞれを動かすことが出来る。マルチタスクは便利である一方で、同時に複数の処理を動かしていることにより電池の消耗がそれだけ早くなってしまう。ガラケーは基本的には同時に複数の作業を出来るようになっていないので、電池を消耗し難くなっている。

また、導入するアプリケーションにも電池持ちは大いに左右される。僕はご存知の通りよくTwitterにつぶやいているのだが、当然、投稿するだけではなくタイムラインを閲覧する頻度もとても高い。その都度Twitterのアプリケーションにアクセスして通信することによって、当然電池は消耗する。僕の場合はそれに加え、Facebook、Tumblr、Instagram、Delicious、Reeder、そしてアプリケーションのアップグレード等を含めたら当然電池の消費は激しくなってしまう。また、通信しなくても、グラフィカルなゲームのプレイや動画の再生は電池を消耗しやすい。通信と動画を組み合わせたYoutubeの閲覧にいたっては驚くスピードで電池が消耗されていくのだが、それが正常である。せっかくのスマートフォンなので電池の消耗を抑えるためにアプリケーションを入れないのはどうかと思うのだが、事実、通信や端末に負荷のかかるアプリケーションは電池を消耗することが分かってもらえれば良いと思う。

さらに、電池の持ちが悪いと言っている人は、大抵スマートフォンを買って間もない人が多い。新しいおもちゃを与えられた時に夢中で遊ぶのと同じように、スマートフォンは全てが本人にとって新しいのでとにかく一日中触っていて、気付いたら電池が無くなっている、なんていうことも多いはず。ある程度落ち着いたらきっと落ち着くはず。

ただ、いくら電池が減りやすい仕組みを知ったところで、電池が減るという事実には変り無いので、電池持ちが不安な人は予備電池の購入をオススメする。

ケータイサイトが見られなくなる

職業柄、ケータイサイトのお問い合わせ等を見る機会が多いのだが、最近は「このサイトはスマートフォンでも見れますか」という内容が増えてきた。今の段階では殆どのケータイサイトは見れないと思った方が良い。Androidについては、ドコモとKDDIがそれぞれ揃ってキャリアマーケットの準備を進めているようだが、各公式サイトが移植するには大分時間が掛かるだろう。

メールの使い勝手が変わる

スマートフォンに乗り換えると一番大きく変化するのは恐らくメールなのではないだろうか。端末によるが、デコメールやデコメ絵文字が送れなくなる、メールの振り分けがなくなる、そしてタッチディスプレイなので文字入力の使い勝手が大幅に変わる。ケータイでぼちぼちボタンを高速で押して文字を入力していた人が急にタッチパネルに変わるのはかなり大きなステップなので、勢い余ってスマートフォンに変える前に一度友人の端末やキャリアショップに出向いて感覚を試していくことをおすすめしたい。

ちなみに、Androidは以前書いたとおりiMoniというアプリケーションをダウンロードすれば振り分けが出来る。僕は使っていないが、iPhoneも自動振り分けに対応しているアプリケーションがApp Storeにいっぱいある。端末を買った段階では対応していないので、振り分けができない、と書かせてもらった。

以上が、ガラケーからスマートフォンに乗り換える上で知っておいた方が良い3点である。上記には含めなかったが、現時点ではおサイフケータイ機能が使えないということも補足しておく。今後順次対応していく予定と発表されているが、まだしばらくかかりそうだ。