テスラCEOイーロン・マスク氏、Twitterの筆頭株主に
株式取得後、Twitterにおける言論の自由やアルゴリズムに関するアンケートを実施していた
TeslaおよびSpaceXのCEOを務めるElon Musk氏が、Twitterの株式9.2%を買収した。米証券取引委員会(SEC)が義務付ける、上場企業の株式の5%超を保有する際に提出する報告書より明らかになった。報告書は4月4日に提出されたが、株式の買収日は3月14日付けとなっている。
購入金額は29億ドル(約3,550億円)。従来の筆頭株主は8.39%を保有するThe Vanguard Groupだった。共同創業者で昨年11月にCEOを退任したJack Dorsey氏は2.25%保有している。
Elon Musk氏は2009年6月からTwitterを使用しており、フォロワー数は8,020万人超。3月24日にはTwitterアンケートで、Twitterのアルゴリズムはオープンソースであるべきかを問うアンケートを実施し、11万件の回答のうち82.7%が「Yes」と回答している。
Twitter algorithm should be open source
— Elon Musk (@elonmusk) 2022年3月24日
翌日には、Twitterが言論の自由を守っているかについてアンケートを行い、200万件の回答のうち「No」が70%以上を占める結果となった。結果を受け、Elon Musk氏は「言論の自由を守れていないとすれば、民主主義が危ぶまれる」とコメントしている。
The consequences of this poll will be important. Please vote carefully.
— Elon Musk (@elonmusk) 2022年3月25日
これらのツイートの意図は不明だが、株式取得後に行っている。筆頭株主としてTwitterを動かすための材料集めをしていたとも読み取れる。
(Source: ITmedia NEWS)