当メディアのリンクにはアフィリエイト広告が含まれています

これからの時代、iPhoneはドローンで配達されるみたいです

新型MK30ドローンで小雨対応も可能に、QRコード不要の簡易配送システムも導入

Prime Air Amazon drone service

Amazonが米連邦航空局(FAA)から新たな承認を取得し、iPhoneやAirPods、AirTagなどのリチウムイオンバッテリーを搭載したApple製品をドローンで配送できるようになった。同社は2022年に「Prime Air」ドローン配送サービスを開始しており、対象商品カテゴリの拡大により、最新のテクノロジー製品も空から届けられるようになる。

Amazon社によると、このサービスを利用すると対象地域の顧客は注文から約60分以内に商品を受け取ることが可能だ。現在、配送可能な商品は5ポンド(約2.3kg)以下の単一アイテムに限られており、合計で約6万点の商品がドローン配送の対象となっている。

ドローン配送の現状と最新の改良点

現在、このサービスはアリゾナ州フェニックス西部地域とテキサス州カレッジステーションの一部地域でのみ提供されており、日中の良好な気象条件下に限定されている。Amazonは近い将来、イギリスやイタリアにもサービスを拡大する計画だ。

Amazonは最近ドローン配送プロセスを合理化した。以前は顧客がQRコードを地面に置く必要があったが、新しいシステムでは初回注文時に空撮写真から配送場所を選択するだけでよくなった。一度設定すれば、変更しない限り同じ場所に継続して配送される。

最新型MK30ドローンの特徴

配送には新型の「MK30」ドローンが使用されている。このドローンは以前のモデルよりも飛行距離が長く小雨の中でも運用可能という特徴を持つ。また、知覚ノイズが従来モデルの約半分に低減されている点も特筆すべき改良点だ。

MK30ドローンは約13フィート(約4メートル)の高さからパッケージを投下するため、配送時間帯はペットや子どもを屋内に入れておくことが推奨されている。また、高度な機械学習アルゴリズムにより、人や動物、障害物、他の航空機を正確に識別する能力を備えている。

未来の配送形態が現実に

昨年、Amazonは運用者の視界外でもドローンを飛行させる許可をFAAから取得しており、これにより配送可能エリアが大幅に拡大した。同社は2030年までに世界で5億個のパッケージをドローンで配送するという野心的な目標を掲げている。

僕の親世代の人に「将来、空飛ぶロボットがポケットに入るコンピュータを裏庭に届ける」と言えば、SFアニメ的な話と思われただろう。しかし今や、それは現実のものとなっている。Apple製品のドローン配送が可能になったことで、最新のテクノロジー製品をより迅速に入手できる選択肢が増えた。

(Source: The Verge

もっと読む

12本の記事を表示する
特集
公開情報
更新日2025年05月21日
執筆者g.O.R.i
コメント(0件)

コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は避けましょう。なお、コメント投稿時に「利用規約」に同意したとみなします。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

「Amazonニュース・噂 ・最新情報」新着記事
トレンド検索