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Apple、EUでApple IntelligenceやiPhoneミラーリングを年内は提供せず

デジタル市場法への対応が課題、EUユーザーは新機能を体験できず

WWDC24 Keynote 3884

Appleが、EUのデジタル市場法(DMA)の影響により、今秋リリース予定のiPhone、iPad、Mac向けの3つの新機能「Apple Intelligence」「iPhoneミラーリング」「SharePlay画面共有」をEU圏内で年内は提供しないと発表した。

Bloombergなどへの声明によると、EUの競争規則に準拠させる方法を模索しており、提供が遅れると述べている。影響を受ける国は、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン。

Apple Intelligenceは、Siriからアプリまで、様々な機能を強化する広範な追加機能を含む。iPhoneミラーリングは、iPhoneを接続されたMac上で操作できる機能だ。SharePlay画面共有は、SharePlay機能使用中に他のユーザーの画面を操作できるようにし、サポートを提供することを可能とする。

EUユーザーは新機能を体験できず……いつまで?

Siri関連のApple Intelligence機能の一部は2025年まで提供されない予定だが、Genmoji、Image Playground、Writing Tools、および多くの新しいアプリ内機能は9月から利用可能になる予定だ。しかし、EU圏内のiPhone、iPad、Macユーザーはこれらの新機能を利用することができない。

Appleがこれらの機能をEUに拡大するのにどれくらいの時間がかかるのか、また、DMAの下でそれらを導入するためにどのような変更が必要になるのかは不明だ。

EUのユーザーにとっては残念なニュースだが、AppleはDMAへの準拠を進めつつ、新機能をEUでも提供できるよう取り組む姿勢を示している。今後の動向に注目が集まる。

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執筆者g.O.R.i
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