WWDC24、日本時間6月11日より開催決定。役員がAI関連の発表を”予告”
AppleのAI関連機能は「日常生活を便利にする」、純正チャットボットは発表されないーーBloomberg報道
Appleが、「WWDC24」(Worldwide Developers Conference 2024 = 世界開発者会議)を現地時間6月10日から6月14日にかけて開催(日本時間6月11日から)すると発表した。参加費は無料。Apple Developerのアプリおよびウェブサイトを通じてオンライン開催となるが、初日にはデベロッパと学生向けにリアルイベントがApple Parkで開催される。
当日は「最新のiOS、iPadOS、macOS、watchOS、tvOS、visionOSの進化について紹介します」と予告されており、「iOS 18」や「macOS 15」などAppleデバイス向けの最新OSが正式発表される。一般公開は今秋以降が通例だが、目玉となる新機能が大々的に披露されるはずだ。
新機能といえば、今年はAI関連の発表が多数用意されると噂されていた。AppleのプレスリリースではAIの発表内容については一言も触れていなかったが、Appleワールドワイドマーケティング担当SVPのGreg Joswiak氏がAI関連の発表をツイートで”予告”している。
Mark your calendars for #WWDC24, June 10-14. It’s going to be Absolutely Incredible! pic.twitter.com/YIln5972ZD
— Greg Joswiak (@gregjoz) March 26, 2024
……なぜこれが「AI関連の発表」を予告しているか分からない、という人はこちらの解説ツイートを読んでもらいたい。ちょっとしたアメリカンジョークだ。
— thatvirtualboy (@thatvirtualboy) March 26, 2024
Appleは「iOS 18」に多数のAI関連機能を実装するとの噂だが、残念ながらChatGPTのようなApple版のチャットボット型AIは発表は期待できない。Bloombergによると「日常生活を便利にする機能」が予定されており、過去の報道ではApple Musicのプレイリスト作成、Keynoteでプレゼンテーション用資料の作成などの自動化などが予想されている。
一方でチャットボット型AIは自社内ではなくサードパーティ製のサービスを活用すると報じられている。Google(Gemini)やOpenAI(ChatGPT)と話し合いが行われており、中国ではBaidu(Ernie)を採用するとの情報もある。