Apple CEO、ChatGPTのiOS 18などへの年内統合を改めて表明

Siriとの連携やテキスト・画像生成など、新たな機能に期待

Appleのティム・クックCEOは、8月2日の決算説明会で、ChatGPTをiOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaに「年内に統合する」と明言した。Appleは6月のWWDC基調講演で、ChatGPTの統合を年内に予定していると発表していたが、今回のクックCEOの発言で、その計画が順調に進んでいることが確認された。

ただし、「年内に統合する」ということは、iOS 18などの正式リリースに間に合うとは限らない。最新の情報によると、統合は10月頃になりiOS 18.1やmacOS Sequoia 15.1として提供される。

ChatGPTとの統合により、iPhone、iPad、Macユーザーは、Siriを通じてChatGPTの回答を直接得たり、システム全体のWriting Tools機能でテキストや画像を生成したりできるようになる。

ChatGPTはOpenAIの最新モデル「GPT-4o」で動作し、iPhone、iPad、Macユーザーはアカウント作成なしで無料で利用可能だ。ChatGPT Plusの加入者は、有料機能も利用できる。Appleは、OpenAIがAppleデバイスからのChatGPTリクエストを保存しないこと、ユーザーのIPアドレスを隠蔽することを明らかにしている。

ただしEUでApple IntelligenceやiPhoneミラーリングを年内は提供しない。国内での提供時期などは現時点で未定となっている。

（Source: MacRumors）