Apple Intelligence、4月から日本語対応へ。グローバル展開を加速
8言語に対応拡大、EUでも利用可能に プライバシー重視のAIアシスタント本格始動
Appleは、AIを活用したパーソナルインテリジェンスシステム「Apple Intelligence」の対応言語を大幅に拡大する。4月のソフトウェアアップデートで、日本語をはじめとする8つの新言語に対応し、グローバル展開を本格化する。
新たに追加される言語は、日本語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語、韓国語、中国語(簡体字)。さらに、シンガポールとインドでは英語のローカライズにも対応する。これにより、Apple Intelligenceはほぼ全世界で利用可能となる。
対応プラットフォームはiOS 18.4、iPadOS 18.4、macOS Sequoia 15.4。デベロッパー向けには本日からテスト版の提供を開始。また、EUのiPhoneおよびiPadユーザーも初めてApple Intelligenceを利用できるようになる。米国ではApple Vision Proでも利用可能となり、新たなコミュニケーションや共同作業の手段として期待される。
徹底したプライバシー保護設計
Apple Intelligenceの特徴は、徹底したプライバシー保護にある。多くの生成AIモデルをデバイス内で処理することで、ユーザーデータの保護を実現。より高度な処理が必要な場合は、プライベートクラウドコンピューティングを活用し、iPhoneのセキュリティ機能をクラウド環境にまで拡張している。
今後数か月をかけて、Siriとの連携機能を含む新機能を順次追加予定。AIアシスタントとしての機能をさらに強化していく。
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