「tvOS」、「WebView(ウェブビュー)」は利用不可であることが判明
新しい「Apple TV」が先日発表され、数年ぶりの大型アップデートとなった。リモコンもタッチパネルが搭載され、ハードウェアとしても大きくアップグレードされたが、ソフトウェアも「iOS 9」をベースとした「tvOS」が発表された。
どうやらiOSをテレビ向けにUIを合わせたものだそうだが、決定的に利用できない機能がある。Daniel Pasco氏によると、「tvOS」は「WebView(ウェブビュー)」が利用できない仕様になっていることが明らかになった!
ウェブ上にあるコンテンツは表示することができない
「tvOS」はiOSをベースとしているため、既存のアプリを移植することは難しくないと思われたが、フルネイティブで開発されたゲームを除き、多くのアプリはそれなりのテコ入れが求められそうだ。
例えば、iPhoneやiPadで提供してきたTwitterやRSSアプリなどをそのまま提供することができない。なぜならURLをクリックしても表示することができないからだ。Facebookもアプリ内でリンクをタップするとWebViewが立ち上がるため、Facebookアプリを出ずにウェブコンテンツを閲覧することができるのだが、「tvOS」ではそうはならない。
デベロッパーにとってはバッド・ニュースかもしれないが、ユーザーにとってはネイティブのコードで開発されるアプリを使うことができるため、動作も安定し、tvOSに最適化されたUIに仕上がっていることが期待できる。ウェブにおける脆弱性からユーザーを守ることもできるだろう。
リビングルームという幅広い年齢層の老若男女が共有する空間だからこそ、Appleはウェブの自由度がもたらすリスクを排除したかったのかもしれない。
(via The Next Web)
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