Threadsのサードパーティ対応を可能にするAPIは「開発中」
クリエイターよりもパブリッシャーが増えることを懸念していると発言
ThreadsのAPIは開発中だ。サービス責任者のアダム・モッセーリ氏が、ジャーナリストのケイシー・ニュートン氏との会話で明らかにした。モッセーリ氏はAPIの提供によって、クリエイターによる投稿が減りパブリッシャーによる投稿が増えることに対する懸念を表明しているが、「やらなければならないことのようだ」とコメント。本心としては提供したくないが仕方なく準備を進めているように見受けられる。
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APIは、「アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Programming Interface)」の略称。Threads以外のサードパーティ開発者が”Threadsアプリ”を開発することが可能となり、Twitter時代のTweetDeckやTweetbotのようなサービスの誕生が期待できる。
ところでモッセーリ氏の発言を直接的に解釈すれば、「パブリッシャー」を嫌がっており「クリエイター」を歓迎している。その線引きはどこなのか。曲がりなりにもメディアを運営する立場として、Threadsの目指す方向性は気になるところだ。
Thre Vergeの編集長ニーライ・パテル氏の発言に対し、モッセーリ氏は「クリエイター」を「商業上の意図を持ってオリジナルコンテンツを投稿する個人または個人の集団」と定義。商業上の意図は収益化もそうだが、主張や認知の促進なども含んでおり、ミュージシャン、アスリート、ジャーナリスト、政治家、活動か、メイクアップアーティスト、フォトグラファーなどを例としてあげている。
クリエイターに注力する理由は、エンゲージメントを高めることができ、世間に対する影響力が高いから。組織から個人への影響力がシフトしていく未来において、クリエイターのほうが重要である考えを明らかにしている。
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