あなたのお古iPhone、YouTubeアプリが使えなくなります

YouTubeのiOSアプリがiOS 16以降を必要とするアップデートを実施し、複数の古いiPhoneモデルでアプリの利用ができなくなった。この変更により、iOS 15までしか対応していない端末では、YouTubeアプリの新バージョンをインストールできなくなる。

YouTubeは6月3日、iOSアプリをバージョン20.22.1にアップデートした。この最新版では動作要件がiOS 16以降に引き上げられ、古いiOSバージョンを搭載した端末では利用できなくなっている。

サポート終了となったデバイス

今回のアップデートでサポートが終了したのは、iOS 15までしかアップデートできない以下のiPhoneモデルだ。

• iPhone 6s
• iPhone 6s Plus
• iPhone 7
• iPhone 7 Plus
• 第1世代iPhone SE
• 第7世代iPod touch

iPadについても同様の変更が実施されており、iPadOS 16以降が必要となった。これにより、iPad Air 2とiPad mini 4でもYouTubeアプリが利用できなくなっている。

代替手段はウェブブラウザ版

対象デバイスのユーザーは、ウェブブラウザから「m.youtube.com」にアクセスすることで、引き続きYouTubeを視聴できる。ただし、ネイティブアプリと比較すると機能面で制限があり、ユーザー体験は劣る可能性が高い。

このような古いデバイスのサポート終了は、アプリ開発において一般的な措置だ。新しいiOSバージョンの機能を活用し、セキュリティを向上させるため、開発者は定期的に対応OSの最低要件を引き上げている。

（Source: MacRumors）