Apple、ついに独自のインターネットラジオサービスを2013年3月までにリリースか?!
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AppleがついにPandora対抗サービスをリリースか?!
Bloombergによると、Appleは現在独自のインターネットラジオサービスリリースに向けて大手音楽レーベル会社と交渉を進めているそうだ!!
早ければ11月中旬までに広告収益の分け方などの交渉が成立し、来年2013年の3月までにはサービスリリースされる予定!
そもそも「Pandora」って何?
日本ではそもそも利用できないPandoraだが、先日ユーザー数が1億5000万人を突破した、と発表されている。ユーザー数はすべてアメリカ在住。専用アプリはApp Storeのダウンロード数歴代2位を維持しているそうだ。
ビジネスモデルは広告とコンテンツ課金。月間試聴時間が40時間以内であれば無料で利用可能である他、プレイヤーなど一部のインタフェースに広告が表示されている。高音質で音源を再生したり広告を外したい場合は課金すれば外すことも可能のようだ。
なぜAppleはインターネットラジオをやりたがっているの?
以前から噂になっていたAppleのインターネットラジオ業界参入。なぜそれほど積極的なのかというと、Appleが既に持っている2つの仕組みを大いに利用できるビジネスプラットフォームになり得るからである。
Pandoraの最大の特徴は大量の音楽を無料で試聴することができることよりも、ユーザーの好みの音楽を自動的に分析して選定してくれる機能が備わっていること。この音楽の分析は1曲ごとに行われるため、普通の検索では引っかからない自分好みのアーティストや曲を発掘することができる。
Appleは既にこのシステムを持っている。iOS 6のiTunes Storeにどっしりと構えているGenius機能。Pandoraを使ったことがないので比較することはできないが、ほぼ同じような機能であると思って問題ないだろう。インターネットラジオサービスを進める上で核となる部分は既に手元にあるのだ。
さらに、AppleはiTunes Music Storeという音楽配信プラットフォームを提供している。無料で試聴した曲を気に入った場合、そのままiTMSに繋ぎこむことは簡単であるはずだ。
よって、Appleは既に実装してあるGenius機能とiTunes Music Storeを組み合わせることによってPandora対抗のインターネットラジオサービスを展開することはいくらでも可能なはずだ。残すところは音楽レーベル会社との交渉次第なので、期待したいところだ!
ちなみに、Pandoraは日本で利用できない。Appleがインターネットラジオサービスをリリースしたら、是非とも日本でも利用可能にしてほしいね!!
(via 9to5Mac)