Apple、「iPhone 8 Edition」購入者に「Apple Music」と「iCloudストレージ」を無料提供か
「iPhone 8 Edition」は64GBモデルでも11万円以上すると予想されている。いくら割賦で購入する人が大多数だとは言え、10万超えというのはさすがに躊躇する価格帯だ。
このプレミアムな価格設定をリーズナブルに見せるために、BarclaysのアナリストMark Moskowitz氏によると、Appleは「iPhone 8 Edition」購入者に対し、「Apple Music」および「iCloudストレージ」の200GBプランをともに1年間無料で提供する可能性があると予想している。
手に取った瞬間すべてが手に入る、という世界観を演出
「Apple Music」と「iCloudストレージ」の200GBプランを1年間無料で提供した場合、実質156ドルの割引となり、999ドルの64GBモデルが843ドルとなり、現行モデルの最大容量モデルよりも安い価格帯になる。
これを日本円で換算すると980円 × 12ヶ月 + 400円 × 12ヶ月 = 16,560円の値引きになり、約11万円のモデルが約93,000円になる。それでも十分高いが、10万円オーバーよりはまだマシだ。
「Appleがセット割というチープなマーケティングをするはずがない」と言いたい人も多いかもしれないが、実は見せ方次第では、この施策は長期的に見てAppleにとって大きなメリットになり得る。
一言で言うと、囲い込み。「iPhone 8 Edition」を入手した瞬間から「Apple Music」で好きな音楽を聴くことができ、200GBもある「iCloudストレージ」で最先端のカメラで撮影した写真や動画をバンバン保存する。その結果、1年後、自分にとって大事なデータがすべてAppleのエコシステム内に存在することになり、出るに出られなくなる。
Androidスマートフォンからの乗り換えを促す十分なスペックや機能を持ち合わせていると考えられるため、乗り換えユーザーが継続してiPhoneを使い続けてもらうためにも非常に有効な戦略であると考えられる。
実はGoogleも似たような戦略を「Pixel」シリーズで取り入れている。「Googleフォト」に撮影した写真を最高解像度のまま容量無制限でアップロード・保管できるのは同端末を購入したユーザーのみ、となっている。
安くするための「セット割引」ではない。プレミアムモデルだからこそ、端末を手に取った瞬間から全てが手に入る、という世界観を演出したいのかもしれない。
そう考えると、プレミアムモデル購入者限定の特典は十分あり得るかもしれない。
(via Business Insider)
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