起動不能になったiPhone 12 Proを工場出荷状態にするまでの手順
朝起きたら突然アプリが起動不能に リカバリーモードからの工場出荷状態までの流れを解説する
ある日突然、iPhone 12 Proが起動不能になった。アプリが一切起動しなくなり、放置していたら円形マークがクルクルと回転し続ける状態に。強制再起動したがAppleロゴから進まなくなり、iPhoneが使用不可になってしまった。
リカバリーモードで復活する場合もあるが、僕はリカバリーモードに失敗。工場出荷状態に戻すことになったが、幸いにも毎日寝ている間に自動取得するiCloudバックアップのお陰でデータは失われずに済んだ。
本記事では、起動不能になったiPhone 12 Proを工場出荷状態にする方法を解説する。
iPhone 12シリーズでリカバリーモードに入る方法
一切起動しなくなってしまったiPhone 12 Proを救うには、MacとUSB-C to Lightningケーブルを使用する。iPhone 12 ProをMacに接続し、リカバリーモードに入る。手順は以下のとおり。
- iPhoneをMacまたはPCとLightningケーブルで接続する
- 音量(大)ボタンを押してすぐ離す
- 音量(小)ボタンを押してすぐ離す
- サイドボタン(電源ボタン)を10秒ほど押し続ける
リカバリーモードに成功すると、iTunesのロゴにLightningケーブルから矢印が向いている画面が表示されている。
macOS Big SurではFinderにiPhoneが表示される
iTunesが廃止されて以来、iPhoneの同期関連作業はFinderへ移行した。macOS Big Surが動作するM1 MacBook Proでも同様で、Finderのサイドバーにある「場所」の1項目として「iPhone」が出現する。
ソフトウェアは「iPhoneリカバリーモード」と表示。僕の場合、最新版をインストールしていたにも関わらず、iOSのアップデートがあると認識されていた。今思えば、iOSのアップデートによるエラーが引き起こした不具合だったのかもしれない。
アップデートを開始する。
ところがここで「iPhone”iPhone”をアップデートできませんでした。不明なエラーが発生しました(14)。065B.003」とのエラーメッセージが出現。
Appleサポートページによると、このエラーメッセージは使用しているUSBケーブルまたはUSB端子に問題が起きている可能性がある。Apple純正のケーブルを使用する、別のMacを使用する、別のポートを使用して接続を試すべきだ。
僕の場合はそれでも動作せず、アップデートは失敗。工場出荷状態に戻す以外の選択肢がないと告げられる。選択肢がないため、「復元」をクリックする。
まもなくしてiPhone 12 Proは工場出荷状態になり、初期化。iPhoneを購入した時と同じ設定を繰り返す。Apple Payは一度消去されるため再設定する必要があるが、その他のアプリや設定はすべてiCloudバックアップから復元できた。なければすべて1からやり直しだっただろう。
いつ、どこで、どのようなことがあるか分からないので、iPhoneのバックアップは毎日自動的に取得する設定にしておくことを強くおすすめする。
これ、リンゴループとは違うんですか?iPhone7でリンゴループになった時、何をやってもダメで泣き寝入りでした。