iPhoneは夜通し充電したままでも問題ないことが判明
「iPhoneを充電した状態で寝るとバッテリーに悪影響を与え、電池容量が減り、結果的に電池持ちが悪くなるから止めた方が良い」と言われたことはないだろうか。どうやらそれ、都市伝説らしい。
iFixitのCEO、Kyle Wiens氏によると、「スマートフォンを夜通し充電したままで寝ても電池性能に影響はない」と説明。「重要なのは充電サイクル数。どのようにバッテリーを使用し、バッテリーにどれほど負荷が掛かっているか」と解説している。
一般的なスマホバッテリーの充電サイクル数は約400回
「充電サイクル数」とは、バッテリーの電池容量をフル充電した回数のこと。例えばスマホの電池を半分まで消費し、それを満充電した場合、これは0.5サイクルとしてカウントされる。
Wiens氏曰く、一般的なスマホに搭載されているバッテリーの充電サイクルは最大400回程度。毎日電池を完全に使い切ったとして約1年半の寿命ということになるが、よほどガツガツ使い込まない限りは1年半以上、使い方次第では2年以上持つことも十分考えれる。
「スマートフォンは名前の通り、スマートである」と説明するのは米Ankerの広報担当。全てのスマホには本体のバッテリーが100%まで充電された場合、自動的に充電を停止させる機能が用意されているそうだ。
よって、充電器に繋げた状態で寝てしまったとしても電池そのものは消耗されないため、充電サイクルには影響を与えない。今日も安心してスマホを充電したまま寝ましょう!
なお、万が一スマホのバッテリーが100%まで充電できない、もしくは0%未満で電池が切れてしまう、という場合はバッテリーの交換をしてもらうか、一度0%まで放電し、再度フル充電することによってバッテリーのカリブレーションを行うことをWiens氏は推奨している。
(via Business Insider)