12インチ型MacBookが「新型13インチMacBook Pro」説。もしくは…

MacBook Airシリーズの12インチモデルのほうが現実的では？

12インチMacBook Proが、13インチMacBook Proを置き換えるモデルという説には納得感がある。懸念点を挙げるとすれば、12インチMacBook Proのほうが高性能でありながら、13.6インチのM2 MacBook Airより小さいことだ。

Appleは従来、Macにおいて「大きい筐体のほうが高性能」という法則があった。しかし最近は必ずしもそうとは限らない。最近は内部仕様は同じで、筐体の違いによる性能差のみということが多い。

例えばMacBook Proの14インチと16インチは、基本的に選択できる内部仕様は全く同じ。16インチのほうが物理的に大きいため、バッテリーやパフォーマンスに若干の優位性がある。

「”12インチMacBook Pro”は13インチMacBook Proの新モデル」説に納得感が生まれたところで、あえてリーク内容を完全に無視した予想をしたい。12インチディスプレイのMacBookはMacBook Proではなく、MacBook Airラインナップに追加する、というシナリオだ。

11インチMacBook Airが12インチとして復刻するというシナリオ

MacBook Airも、かつては13インチモデルよりも小さい11インチモデルがあった。「11インチ」モデルと言われているが、実際のディスプレイサイズは11.6インチ。MacBook Airが13.3インチから13.6インチに大型化したことを踏まえると、11.6インチが12インチとして復活することも不可能ではない。

今後の経済状況を踏まえると、高価格帯のハイエンドマシーンよりも、低価格帯のミドルレンジマシーンのほうが需要は高まるだろう。噂されている15インチMacBook Airは、M2 MacBook Airより価格が高く設定されるだろう。12インチモデルを投入すれば、M2 MacBook Airよりも安い価格帯で、同じパフォーマンスが得られる。

これはマーケティングの観点からも魅力的だ。AppleはiPhone 13シリーズをアピールする際に、iPhone 13 miniの価格を「iPhone 13のスタート価格」として見せる。MacBook Airに12インチモデルを投入することで、ラインアップ全体がお手頃であるとアピールできる。

薄く、軽く、コンパクトな筐体を実現するのであれば、MacBook Airシリーズのほうが理想的だろう。M2チップであれば高効率コアが多く省電力性に優れている。筐体が小さくなったとしても、10時間以上のバッテリーは実現できるだろう。価格も抑えられる。Appleシリコンの強みを活かせる。

12インチディスプレイを搭載したMacBookは、どうなるのだろう。今後出てくる情報が楽しみだ。

本記事に書いたことは、すべて噂に基づいた予想となっている。みんなも思いや理想を、コメントで教えてほしい。