Apple、11インチMacBook Airなど3機種を廃製品指定。最小画面Macがついに完全サポート終了
iPhone 8 Plusもヴィンテージ製品に移行、バッテリー交換は最大10年間対応継続

Appleは2025年8月31日、11インチMacBook Airを含む3つのMacを廃製品リストに追加したことを発表した。これにより、小型画面を持つ最後のMacBook Airモデルが正式にサポート終了となる。
廃製品に指定されたのは、MacBook Air(11インチ、Early 2015)、MacBook Pro(13インチ、2017、Thunderbolt 3ポート4基仕様)、MacBook Pro(15インチ、2017)の3機種だ。Appleが販売終了から7年以上経過した製品は「廃製品」として分類され、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダでの修理サービスが原則として終了される。
11インチMacBook Air、ついに完全サポート終了
11インチMacBook Airは2016年10月のAppleイベントで、Touch Bar搭載MacBook Proの発表と同時に廃止が発表された機種だ。しかし今回の廃製品指定により、一部販売代理店では少なくとも2018年まで販売が継続されていた可能性があることが判明している。
現在のMacBook Airは13.6インチと15.3インチの2サイズ展開となっているが、小型スクリーンのMacBookを求めるユーザーには朗報もある。AppleはiPhone 16 ProのA18 Proチップを搭載した12.9インチMacBookの開発を進めているとの噂が浮上している。
iPhone 8 Plusもヴィンテージ製品に移行
同日、Appleは64GBと256GBモデルのiPhone 8 Plusを「ヴィンテージ製品」リストに追加した。ヴィンテージ製品は販売終了から5年以上経過した製品で、さらに2年後には廃製品に移行される。
iPhone 8とiPhone 8 Plusは2017年9月にiPhone Xと同時発表されたモデルで、ホームボタンとTouch IDを搭載した最後のiPhoneシリーズとして多くのユーザーに愛用されてきた。現在はApple StoreとApple正規サービスプロバイダで部品の在庫がある限り修理サービスを受けることが可能だ。
バッテリー交換は最大10年間対応
廃製品に指定された製品でも、MacBookシリーズについては販売終了から最大10年間はバッテリー交換サービスを受けられる可能性がある。ただし、これは交換用バッテリーの在庫状況に依存するため、対象機種を使用しているユーザーは早めの対応が推奨される。
今回の措置により、コンパクトなラップトップを求めるユーザーにとって一つの時代が終わりを告げることとなった。一方で、新たな12.9インチMacBookの登場により、ポータビリティを重視するユーザーの選択肢が再び広がる可能性がある。
(Source: MacRumors)
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