16インチ M2 Max MacBook Pro、CPUクロック数が他モデルより高い
16インチM2 Maxのみ3.67GHz。14インチM2 Pro/Maxモデル、16インチM2 Proモデルはいずれも3.4GHz
M2 Maxチップを搭載した16インチMacBook Pro(2023)は他のM2 Pro/M2 Maxモデルと異なり、CPUクロック数が高く設定されている。
YouTubeチャンネル「ZONEofTECH」が公開したCinebench R23の計測情報によると、M2 MaxチップのシングルコアCPUは3.7GHz、マルチコアCPUのクロック数は3.3GHz。M1 Maxチップは順に3.1GHz、3.0GHzだったと報告している。
14インチMacBook Pro(2023)にモデルナンバー「Mac14,5」と「Mac14,9」、16インチMacBook Pro (2023)に「Mac14,6」と「Mac14,10」を割り当て。Geekbenchの情報と照らし合わせると、「Mac14,10」はM2 Proチップ、「Mac14,6」はM2 Maxチップを搭載したモデルだ。
「Mac14,6」の計測結果を見ると、CPUクロック数は3.67GHzが多数を占める。一方で、「Mac14,5」、「Mac14,9」、「Mac14,10」の計測結果はいずれも3.4GHzとなっており、差があると確認できる。
ハイパワー(高出力)モードによる変化ではなさそう
YouTubeチャンネル「Max Tech」のVadim Yuryev氏は「ハイパワーモードを有効化したらM2 Maxチップの16インチMacBook Proで3.68GHzのクロック数で、シングルコアは2,067も出た」と興奮気味にツイート。しかしこれは勘違いの可能性が高い。
I can’t believe Apple is allowing the M2 Max to clock up to 3.68GHz on the 16” MacBook Pro with High Power Mode!
Highest score I’ve seen. 2,067 single core!
Apple didn’t allow this to happen with the M1 Max chip. pic.twitter.com/VLT7ymrh9N
— Vadim Yuryev (@VadimYuryev) 2023年1月27日
先行レビューを公開したBrian Tong氏は、M2 Maxチップを搭載した16インチMacBook Proでハイパワーモードを使わずに「2,030」のシングルコアスコアを記録したと報告している。
ハイパワーモードは、M1 Maxチップを搭載した16インチMacBook Proに限定された機能。Appleのサポートページによると、ファンが通常より高速回転させることで冷却能力を上げ、負荷が集中するような局面でもシステムが高いパフォーマンスを発揮できるという。
日本版のサポートページは2022年3月時点で更新されていないが、米国版はM2 Maxチップが反映されている。ハイパワーモードはM1 MaxまたはM2 Maxチップを搭載した16インチMacBook Proに限定されており、14インチモデルは非対応。クロック数の変化も言及されていない。
M2 Maxチップを搭載した16インチMacBook Proでも、ハイパワーモードの仕組みは同じ。クロック数が向上する可能性は低いだろう。
低電力モードではクロック数は2.71GHzまで低下
一方でGeekbenchユーザー「wasp2k」が投稿したベンチマークスコア情報によると、低電力モード有効時を有効化した場合、クロック数は2.71GHzに低下。スコアは約15%低下している。
appleシリコンチップは無印でもproでもmaxでもクロック数は同じという認識だったんだけど。。。
差別化のためにM2 max以外のチップはわざと制限かけて遅くしてる?
Mac proはM2シリーズでもさらにクロック数が高くなるのかな?