NECカシオ、スマートフォン事業から撤退へ ーレノボとの交渉は決裂

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国内のスマートフォン事業の競争率は以前に増して厳しい。東芝DELLに引き続き、また大手メーカーがスマホ事業から手を引く。

日本経済新聞によると、極薄で有名な「MEDIAS」シリーズでお馴染みのNECカシオモバイルコミュニケーションズがスマートフォン事業から撤退することが発覚した。今後は従来型の携帯電話、つまりガラケーに特化して事業の大幅縮小をするそうだ。

レノボから合意を得られず、「ツートップ戦略」が決定打

NECと言えば折りたたみ式ケータイを国内に普及させたと言っても過言ではない。かつては27%もあった国内シェアが今となっては5%までに落ち込んでいる。その結果、事業規模が2,600億円超であることに対して600億円の債務超過を抱えてしまっているようだ。

この状況に対して、レノボがNECカシオに出資して事業統合を昨年末から検討していた。過去にパソコン事業の統合をした経緯もあり、順調に進むと思われたが最終的には合意を得ることはできなかった。

さらに、ドコモが今年の夏モデルに対して実施している「ツートップ戦略」によってさらにNECカシオの販売台数は落ち込んでいったようだ。スマートフォンが普及してから出遅れて苦労していた国内メーカーだが、ドコモはパナソニックに引き続きNECカシオにとどめを刺す形となったようだ。

NECカシオと言えば「MEDIAS」シリーズに加えて防水防塵に定評のある「G’zOne」シリーズ、そしてガラケー時代に一世を風靡した「アデリーペンギン」が見られなくなると思うと寂しくて仕方がない。あまりにも残念だ。

次々と撤退を発表している国内メーカー。現在残すのは富士通、シャープ、ソニー、京セラの4社。国内も国外もAppleとSamsungがスマートフォン市場を占めている状況の中、どのように生き残るのかを今後改めて考え直す必要がありそうだ。

(via ガジェット速報