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i-modeは未だに愛モード

モバイル業界に飛び込んだ身として一つだけ言えるとしては、日本のモバイル業界は世界一面白そうに見えて実は世界一つまらないという点だ。

ご存知の通り、日本のモバイル業界はキャリアというものが存在していてページにも公式・一般ページと両方存在する。僕はこの公式・一般というくくりが存在することが非常に嫌いだ

公式化。それは他のサイトにリンクを張ったり、リンクを飛ばしたり何かと自由度が著しく低いという点である。

今TwitterやらFacebookやらが流行っているのは、今大量に世の中に居るWEB開発を出来る人の「開発したい欲」をうまく利用していいサービスが次々と発表されているからだと思っている。

しかし、日本のコンテンツは一般人は殆ど作れない。一般人に公開する、ということはキャリアを通したコンテンツでない限り到底一般の方の目に止まることはない。

では、それはどうやるのか。キャリアを通すためには多くの場合CPでないといけない。これは本当にバカらしい話だ。新しいサービスはユーザー自身が作っていく。その中でも特別なタレントがあるユーザーがいざ作れる人が作ろうとしたときに、キャリア申請やら制限やらレギュレーションやらいろんなところで引っかかって結局何も新しくならない。だからガラパゴスといわれるのだ。日本のモバイルは異常に鎖国的である。結局キャリアが指導権を握っており、キャリアがYESといわない限り新しいコンテンツはGOしないのだ。

確かにキャリア側で面白いコンテンツを作っているところもある。全く無いことはない。ただし、これだけソーシャル化が進んでいく世の中で、なぜ未だにこんなに閉鎖的な手法を貫く必要があるのか。ユーザーが自由に参加でき、次々と新しいサービスを提供でき、モバイル業界を盛り上げるだけの器の広さが今のモバイル業界に必要なものである。特にNTT、近頃のEZは本当に酷いとつくづく感じる。KDDIはいい加減KCP+に見切りをつけた方がいいと思うけど、まぁこれはまた別の機会に話すか。

もしもっと日本のモバイル業界がオープンであればもっともっとモバイル大国として先進的なサービスを提供することができるであろう。もっと自由で便利なサービスが公開できたであろう。今はAndroidはSDKを公開している。当然Appleも色々と制限はあるものの公開している。Blackberryは分からないが、アプリの開発は可能であるようだ。日本はそんな自由度がない。そもそもやろうと思って敷居が高すぎてやることができない。そして上にも記したが、公式サイトがモバイル検索の大部分をしめすぎていて新しいサービスを考えたとしても一般ユーザーはそこにたどり着くことができない。

モバイル業界はもっと若い心とチャレンジ精神を持って業界をまわしていく必要がある。そして、なんでも周りがやってるから自分たちもやろうという、後だしから勝負というリスクばっかりを意識した行動をするのではなく、十分にマーケティングを実施し、多少不利かもしれなくてもコレはいける!と思えるところを突き進むべきである。

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更新日2011年11月24日
執筆者g.O.R.i
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