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Apple、AirPodsのロスレス対応を実現する新コーデックを開発中か

LDACのApple版を準備している可能性

Alejandro luengo CCbxJI3Y2xA unsplash

Appleは、AirPodsなどのワイヤレス・オーディオデバイスでロスレス音源を再生可能にする新コーデックを開発している可能性がある。

Appleのリーク情報を発信しているJon Prosser氏が5月20日、自身のYouTubeチャンネル「FRONT PAGE TECH」を更新。最新動画で、Appleの既存オーディオ製品がロスレスオーディオに対応しなかった理由と今後の計画について予測している。

独占禁止法回避で新コーデックの発表を意図的に遅らせている?

Appleのロスレス音源は、Apple Lossless Audio Codec(ALAC)でエンコードされており、従来に比べてファイル容量が膨大だ。AirPodsシリーズはBluetoothのAACコーデックに限定されており、伝送に必要とする帯域不足によりALACファイルを受信することができない。

Jon Prosser氏によると、Appleはこの問題を解決するコーデックを開発しているという。Wi-Fiを使用したAirPlayを使用し「ファームウェアアップデートを通じて既存のAirPodsが利用可能になる」と予測しているが、既存製品はWi-Fi非対応。AirPlay接続は難しいだろう。

ワイヤレスでロスレス音源を再生する場合、AppleはLDACのようなBluetoothを使用した新プロトコルを開発する必要がある。LDACは、ソニーが開発したコーデック技術。ハイレゾ音源を低い周波数・低いビット数へダウンコンバートすることなく伝送できる。

Appleは独占禁止法の抵触を避けるため、新コーデックの発表を意図的に遅らせていると、Jon Prosser氏は指摘する。同様の戦略を「探す」アプリとAirTagで行っており、サードパーティへの開放後にAirTagを発表している。

Apple Musicロスレス対応は6月を予定。6月7日からはWWDC 2021が予定されており、新コーデックに関する情報が解禁される可能性がある。

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更新日2022年01月08日
執筆者g.O.R.i
コメント(3件)

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  1. 通りすがりの読者(コメントID:602627)
    コメント先:通りすがりの読者(コメントID:602625)
    ソニーのLDACも"ハイレゾ相当"を伝送できると歌っているだけで、ロスレスより音質は劣ります。

    CDクオリティより音質は劣るの間違いでした。

  2. 通りすがりの読者(コメントID:602625)

    ソニーのLDACも”ハイレゾ相当”を伝送できると歌っているだけで、ロスレスより音質は劣ります。

  3. 通りすがりの読者(コメントID:602607)

    AirPodsのイヤホンに搭載できるのか気になります。
    AirPodsやProについては気軽に使えるだけでも助かるのでAACで良いとも言えますが。

    SONYのWF-1000XM3は電池持ちでLDAC断念して代わりに高音質化技術のDSEE機能を内蔵してました。
    これも当初はイコライザーと併用できず、アップデートで併用可能になったものの、併用すると1時間強の電池持ちになってしまう有様。
    SONYの噂の後継機にLDAC載るのかどうかも気になります。

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