【レビュー】「Beoplay H9i」ーーデザイン性と機能性は素晴らしいが音質は曲を選ぶ【PR】

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ジャケットにスラックスという、ややかっちりなファッションに「Beats Studio3 Wireless」に合わせるのは不可能ではないが、やはりポップな外観だからこそミスマッチ感は否めない。

そう考えると日頃からスーツでビシッと決めているサラリーマンや、一周回って私服がスーツという人に合うオシャレなヘッドホンが必要だ。

Beoplay H9i」はデンマークの老舗オーディオブランド「Bang & Olufsen(バング&オルフセン)」のワイヤレスヘッドホン。デザイン性と機能性を兼ね揃えているが、音質や一部の使い勝手には難があると感じる。

サンプルとして1台提供していただいたので、紹介する!

上品でシンプルなデザイン、フィット感はまずまず

まずは外観から。これまで紹介してきたヘッドホンと比較して上品なデザインが魅力。質感も価格帯にふさわしく高級路線で使用していないときは壁掛けにして飾っておきたいオシャレさがある。
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「Beoplay H9i」はオーバーイヤーヘッドホンとなっているが、イヤーハウジングがパンケーキを2枚重ねたようなデザインになっているため、ゴツゴツ感が少なく、見た目がスマート。
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イヤーハウジングそのもののサイズは少しコンパクト。内側に「L」と「R」が書かれている。僕の耳では少しはみ出す周りを押し込むような大きさだ。
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薄さから想像するクッション性には良い意味で期待を裏切られる。メガネを掛けていても押し付けられるようには感じない。
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問題はヘッドバンド部分のクッション性。イヤーパッドと異なり硬く、長時間使用しているとやはり頭の上部が痛くなってくる。
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電源はスライド式のボタンが用意され、左側までスライドするとペアリングモードに入る仕組み。電源のオン・オフは「ポンッ」という軽快なサウンドで知らせてくれるので非常に良い。「Soundcore Space NC」の「ジュウゥゥゥン」という音に比べると何倍も良い。
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充電端子はUSB-Cを採用。当然、電源ケーブルは同梱されているが、万が一忘れた時に困ることはありそうだ。AUX端子も用意されているため、有線接続も可能となっている。
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タッチ操作とアクティブ・ノイズキャンセリング機能の評価

「Beoplay H9i」の特徴は右耳のイヤーハウジングに用意されているタッチ操作アクティブ・ノイズキャンセリング機能

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タッチ操作は慣れるまでコツが必要だが、慣れるとなかなか便利だ。中央部分のタップで再生・一時停止、左右のフリックで曲飛ばしと曲送り、上フリックで外音を取り込むことができる「Transparency Mode」のオン・オフ、下フリックでノイキャンのオン・オフが可能。

意外と使いやすかったのが音量の操作。中央部分をダイヤルを回すようにグルっと指でなぞると音量が上がり、反対方向に回すと音量が小さくなる。上下のフリックよりも細かい音量調整ができているような気になり、個人的には気に入っている。

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センサーの反応は良好。音量操作が上下のフリックではないということがなかなか覚えられなかったが、覚えてしまえば快適そのもの。

また、「Beoplay H9i」の便利機能として、まるで「AirPods」のようにヘッドホンを耳から外すと自動的に音楽が停止する「インテリジェンスセンサー」という機能が用意されている。

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この機能自体は非常に便利なのだが、精度がイマイチだ。これは僕の問題なのかもしれないが、つけている位置によって突然停止することが複数回あった。

そもそもメガネを掛けていて、それにキャップを被っていたり、あくびをしたりすると突然音楽が止まることがあった。ノッている時に音楽が突然止まることほど不快なことはない。

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一応機能そのものをオフにする方法も用意されているが、機能自体は非常に便利なので精度を改善してもらいたいところ。

How to turn off intelligent sensor

一方で、用意されているアクティブ・ノイズキャンセリング機能はものすごく優秀だ。オンにした瞬間、周りの音がスッと消えて音楽だけの世界に没頭できるのは素晴らしい。

移動中は電車の騒音をカット、カフェでは周りの話し声をカット。音楽を流さなくても不快感は少ない点も評価できる。

淀んだ空気が流れる電車の中でもこのアクティブ・ノイズキャンセリングがあれば朝から自分だけの世界に浸ることができるのではないだろうか。

Tシャツ1枚でも合う「Beoplay H9i」、音質は曲を選ぶ

冒頭でかっちり寄りのファッションに合うヘッドホンとして紹介したが、残念ながらカッチリとしたファッションをする機会がほとんどない僕としては試着例をTシャツで撮影してしまった。ドンマイ!

特徴の1つは、このように首にかけるとハウジングの外側が外向きになる設計になっている、ということ。僕は内側が外向きになるものだと思いこんでいたので、少し違和感がある。
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……と思っていたが、実際はこのように立てて首にかけているので問題なかった。
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Tシャツだが、ブラックというカラーのお陰で格好良い。格好良い……と言って!(震え声)
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肝心な音だが、「Beats Studio3 Wireless」「Sony MDR-1000X」「Bose QuietComfort 35」などのヘッドホンに加え、「Bose SoundSport」や「Zolo Liberty」の音に慣れていると「Beoplay H9i」の音は少し物足りなさを感じる。

ただ、その「物足りなさ」は日頃から必要以上に低音を浴びすぎていることに気付く。普段使っているヘッドホンよりも少し音量を上げると繊細でクリアなサウンドが響き渡る。

ロックを聴いてもジャズを聴いても楽器の音色に輪郭があり、解像度の高さが伺える。「B&O PLAY」シリーズの中の最高峰と言われているだけ、ある。

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ただし、曲によってはハズレだと感じることもある。ハイハットやシンバルがシャリシャリしていて不快に感じるポップスもあり、不快さのあまり曲の再生を止めたこともあった。

日頃はある程度カットされている帯域がハッキリと聞こえることによって、かえって不快になっているという可能性もあるが、少なくとも僕の経験ではすべての曲が快適に楽しむことはできなかった。

公式アプリも用意され、用意されているイコライザ機能で多少音質の調整はできるものの、それほど状況は大きく変わらなかった。カスタマイズ画面も独特の画面で個人的にはあまり使いやすく感じなかった。

アプリに関しては起動する度に「接続中」と表示されるのは小さいながらストレスを感じる。どうしてもイコライザを調整したいときのみ起動する、という使い方をしていた。

また、バランスの取れたサウンドであるゆえに、音量を下げるとやはり物足りなさを感じた。やはり低音が抑えられているからなのか……?

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Beoplay H9i上品でシンプルなデザインタッチ操作とアクティブ・ノイズキャンセリング機能という強みを持つ。

フリックで外音の取り込みやノイキャンのオン・オフが簡単に切り替えられるのは便利だ。そしてノイズキャンセリング機能は他のヘッドホンと比較しても非常に優秀だ。

音質はバランスが取れているが、低音ヘビーなヘッドホンを期待している人にとっては向かない。僕のように比較的ポップスを聴くことが多い人や低音の聴いたEDM系を聴く人は特に物足りなさを感じるのではないだろうか。

言い忘れたが、電池持ちはBluetooth接続およびアクティブ・ノイズキャンセリング有効時で最大18時間充電時間も2.5時間で完了する。なかなか長持ちだ。

これらを踏まえると、「Beoplay H9i」は人を選ぶワイヤレスヘッドホンではあるが、非常に優秀な1台であると言える。

僕自身、曲を選ぶという理由で「Beoplay H9i」の使用頻度はそれほど高くないが、少し集中したい時に小洒落たジャズを掛けながらノイズキャンセリング機能をオンにして仕事に没頭する、という使い方は意外と気に入っている。

実際、低音がブーストされていると集中できないことがある。低音が不要、という時に使うと最高に心地良い。

Beoplay H9i」は「ナチュラル」と「ブラック」の2色展開となっていて、価格は記事執筆時点で税込54,446円。

購入は下記からどうぞ!