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【レビュー】Soundcore Space NC ワイヤレスヘッドホンーーノイキャン対応のハイエンドモデル

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ノイズキャンセリング機能を搭載したワイヤレスヘッドホンは高い。例えば、「Sony WH-1000XM2」は33,104円、「Bose QuietComfort 35 wireless headphones II」は39,960円。

ところが、Ankerのオーディオブランド「Soundcore」から発表された「Soundcore Space NC」は14,980円。ノイズキャンセリング機能にも対応し、ヘッドホンのイヤーカバーをスワイプして操作できるタッチパネルも搭載している。

実際にノイキャン対応のワイヤレスヘッドホンとしての実力はどうなのか。先行して1台提供していただいているので、「Soundcore Space NC」の見た目や音質について紹介する!

デザインに高級感はないが軽く、付け心地が非常に良い

まずは「Soundcore Space NC」の外観を紹介する!

第一印象としては、正直なところ特別格好良い、とは思わなかった。むしろ作りは少しチープにさえも感じ、「機能を重視して見た目の高級感を削ったのかな」とさえ感じた。

ヘッドホンはファッション性も大事だと僕は思っている。そのため、「Soundcore Space NC」を身に着けていると「そのヘッドホン、格好良いね!どこの?」という会話は残念ながら生まれないだろうとは思っている。

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ただし、その代わりに「Soundcore Space NC」の重さはわずか259g。実際に手に持つとその軽さに驚く。

本体重量は長時間の使用において明確に体感できる。いくら高音質で格好ヘッドホンでも、重ければ重いほど疲れが首や肩に溜まってくる。ここ数日間数時間単位で使っているが、負担にならない。
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長時間の使用が負担にならないもう1つの理由はふかふかのイヤークッション。ふかふかレベルで言うと「Bose QuietComfort 35」には敵わないものの、それに通じる快適さはある。

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このクッションがあればメガネを掛けていてもいい感じにメガネの縁を覆ってくれるので良い。クッションが硬いとメガネに負担が掛かるので結果的に使えなくなってしまう。

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ヘッドバンドも同じ材質のクッションが用意されているため、頭頂部も痛くならない。意外とヘッドバンドのクッションを軽視しているヘッドホンもあるため、個人的にはありがたい。
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専用ケース、本体のボタンや端子、そして便利なタッチ操作

Soundcore Space NC」にはかなりしっかりとした専用ケースが用意されている。しっかりしている、と言っているのは適当に折り畳んで入れるのではなく、決まった形に入れる必要があるということ。

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ここに書いてある通りにヘッドホンを折り畳む必要がある。
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慣れるまで多少手間に感じるかもしれないが、ケース内でガタガタ揺れる心配がない。
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本体の充電はMicro USBケーブルを使用し、同梱されているAUXケーブルを使用すれば有線で音楽を楽しむこともできる。
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約3時間で完了する一度のフル充電でBluetooth接続であれば最大20時間、有線接続であれば最大50時間の連続再生が可能。
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右耳のイヤーハウジングには電源ボタンと通話専用のボタンが用意されている。長押しで電源がオンになり、「ジュウゥゥゥン」というパワフルな音が毎回耳を刺激する。スピーカーであれば問題ないが、ヘッドホンだとなかなか刺激が強いので、もう少し控えめな音に変えてほしい。
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左耳のイヤーハウジングにはノイズキャンセリングをオン・オフに切り替えるためのボタンが用意されている。オン・オフを簡単に切り替えるのはとても良いが、僕の経験だとオフにした時の音は劣化するような印象を受ける。
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オフにしたからと言って「「Soundcore Space NC」」と同時に発売された「Soundcore Vortex」と同じ音を楽しめるかというと、決してそのようなことはない。

Soundcore Space NC」ならではの機能として、右耳のイヤーハウジングに内蔵されたタッチ操作がある。タッチ操作は「Parrot Zik 3」で体験して以来すっかり気に入ってしまった。愛用している「Sony MDR-1000X」でも対応している。

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実際に操作性に関してはまずまず。上下のスワイプすれば音量が調整でき、左右で曲送り、曲戻しが可能。中央部分をタップすれば再生・停止が可能。

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思う通りに操作できないこともあるため”まずまず”と評したが、無いよりはあった方が快適。スワイプしてから若干タイムラグもあるが、それほど気にならない。

1.5万円でノイキャン付きヘッドホンとしては最強では?!

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Anker製品の魅力はハイクオリティをリーズナブルな価格で提供している点。つまり、トップブランドの最高スペックの製品には敵わないが、「この価格でこんな体験ができるの?!」という品質を追求していると、個人的に思っている。

現在、僕は手元にノイズキャンセリング対応ワイヤレスヘッドホンとして「Beats Studio3 Wireless」「Sony MDR-1000X」「Bose QuietComfort 35」がある。「Soundcore Space NC」はこれらのヘッドホンを圧倒するほどの実力とは言い難いが、周りの音をしっかりとシャットアウトし、一般的に好まれる低音が少し強めのサウンドを楽しむワイヤレスヘッドホンとしては十分すぎるほどの実力を持っている

しっかりと耳を澄ませて聴くと音質は決して解像度が高いとは言えず、パンチはあるが音全体は少しのっぺりとしているような印象も受けるが、ノイズキャンセリングがあるワイヤレスヘッドホンがこの価格帯で手に入るということ自体がすごいことなのだ。

機会があったのでカフェでも身に着けて小一時間ほど仕事する機会があったが、周りの音は全く気になることなく、仕事に没頭することができた。

Soundcore Space NC」は14,980円。「ノイズキャンセリング機能があるワイヤレスヘッドホンが欲しいけど、2万円以上も出せない……」という人は購入を検討してみるべし!

Soundcore Space NC
6.5/10

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特集
公開情報
更新日2020年04月12日
執筆者g.O.R.i
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