Twitter、サードパーティアプリのAPI制限を見直しへ Tweetbotユーザーなどに朗報か
Tweetbotなどのサードパーティアプリに通知やストリーミング機能が復活してくれたら最高なのだが……
Twitterは「User Streams API」を8月16日に廃止し、「Tweetbot」などのサードパーティアプリはプッシュ通知やストリーミング含む一部機能を強制的に廃止せざるを得ない状況になった。
1年経った今、Twitterは少しこの決定を後悔しているのかもしれない。TwitterのCEO Jack Dorsey氏はインタビューの中で、「Twitterはもっと分散化する必要がある。APIを廃止しすぎた。今それを変えているところだ」とコメントしている。
具体的にTwitterが廃止したことによって利用できなくなったAPIをどこまで、何を復活させる計画なのかは不明。少なくとも1年前の判断は過ちであることを認め、その状況を変えるべく取り組んでいる様子が伺えることから、サードパーティアプリにとっては朗報であると考えて良さそうだ。
“We need to decentralize Twitter more. We pulled back too much on our API. We are changing that now.” – @jack #TwitterNewsSummit
? @caseykelbaugh pic.twitter.com/bkjnbE6EQT
— Twitter News (@TwitterNews) 2019年10月24日
TwitterがAPIを制限後、僕はTwitterからサードパーティに対するリスペクトが感じられないと書いた。サードパーティによる多大な影響を受けたことを認めつつもそのサードパーティが必要とするAPIを切り捨て、廃止した決定には心底失望した。
公式アプリも多少改善されたものの相変わらず使い勝手は「Tweetbot」などに遠く及ばず。サービスとしての収益化に最も貢献するのは公式アプリを使うようなユーザーであることは重々承知しているが、リアルタイム性のある情報を入手できるインターネット上のコミュニケーションにおけるインフラとしての確固たる位置を築いているサービスだからこそ、その使用方法を制限するのは未だに納得感がない。
今回の決定がどのような方向に進むのかは分からず、過度な期待は避けた方が良いが、サードパーティアプリにとって良い話であることを願いたい。
(Source: 9to5Mac)