Twitter、スーパーフォローを刷新。今後12カ月は全収益をクリエイターに還元へ
「スーパーフォロー」を「サブスクリプション」にリニューアル、日本ではまだ利用できない
Twitterが、「スーパーフォロー」を「サブスクリプション」にリニューアルした。提供内容の大枠は同じだが、イーロン・マスクCEOは「今後12カ月間、サブスクリプション経由で発生した売上を全額クリエイターに還元する」と明言している。
For the next 12 months, Twitter will keep none of the money.
You will receive whatever money we receive, so that’s 70% for subscriptions on iOS & Android (they charge 30%) and ~92% on web (could be better, depending on payment processor).
After first year, iOS & Android fees…
— Elon Musk (@elonmusk) 2023年4月13日
サブスクリプションは、クリエイターを支援する方法としてフォロワーが定期購読できる仕組み。クリエイターは、現状では、Twitterが設定した2.99ドル、4.99ドル、9.99ドルの価格のいずれかを設定できる。
マスク氏は買収直後より、クリエイターを支援できる仕組みの構築に意気込んでいた。サブスクリプションへの刷新に伴い、今後12カ月は「Twitterが受け取った収益をそのまま受け取れる」という。iOSまたはAndroid経由の購読者は手数料が30%引かれ70%が手元に残り、ウェブの場合は決済サービスの手数料を間引いた92%以上が残る計算だ。
13カ月目以降、iOSとAndroidの手数料は15%に減るが、Twitter側は「わずかな手数料を上乗せする」と説明。ただしサブスクリプションの購読者数によって手数料に傾斜を付けることを示唆している。生涯収入が5万ドル(約663万円)に到達すると、Twitterに支払われた料金からアプリ内購入手数料を差し引いた金額の最大80%に制限される。
サブスクリプションは、現時点では米国のみで提供。米国、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアのユーザーは、サブスクリプションの購読のみ可能となっている。