radiko、NHKラジオを正式なサービスとして4月1日より配信へ
インターネットラジオサービス「ラジコ」を提供する株式会社radikoは、2019年4月1日より、NHKが実験として実施してきたラジオ番組の配信を正式なサービスとして実施することを発表した。
配信エリアは全国47都道府県で、配信コンテンツは、NHKラジオ第1(全国を8エリアに分けた8コンテンツ)およびNHK-FM(東京1コンテンツ)になるとのこと。
「ラジコプレミアム」「タイムフリー聴取」には非対応
NHKと日本民間放送連盟では2011年より、ラジオの魅力を知ってもらうことで新たなラジオリスナーの獲得を目指すことを目的に、「NHK・民放連共同ラジオキャンペーン」を実施してきた。
「ラジコ」におけるNHKラジオの配信は、同キャンペーンの一環として2017年10月より、一部エリア(関東広域・福岡県域・宮城県域・広島県域・愛媛県域の5エリア)で実験的な配信をスタート。2018年度には配信地区を全国47都道府県に拡大し、実験配信を継続している。
正式サービスとしての配信は、これまでの実験配信を踏まえてNHKが総合的に判断したもので、リスナーのユーザビリティを重視しラジオの社会的価値を訴求する、NHKと民放連の垣根を越えた取り組みとしている。
「ラジコ」は現在、民放ラジオ93局と放送大学が参加し、月間ユニークユーザー数約700万人、日間ユニークユーザー数は約120万人を超えている。
NHKラジオの配信は、無料で聴取できるライブ(同時配信)のみで、「ラジコプレミアム」(有料/放送エリア外聴取)、「タイムフリー聴取」(無料)での聴取はできない。
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