iOS 12:進化した「おやすみモード」の使い方ーー位置情報連動やベッドタイム機能など
「iOS 12」では「おやすみモード」が進化し、位置情報やカレンダーと連動して自動的にオフにすることができたり、寝ている最中に受信した通知は起きる時間になるまで見なくて済むようにする「ベッドタイム」機能が追加されている。
本記事では「iOS 12」の進化した「おやすみモード」の使い方について解説する!
目次
「おやすみモード」を有効化・無効化する方法
まずはおやすみモードを有効化する方法を紹介する。大きく分けて2種類ある。
「設定」アプリから変更する
1つは「設定」アプリから変更する方法。「設定」アプリを開き、「おやすみモード」をタップすると一番上にオン・オフのボタンが用意されている。その下に自動的に有効化するための時間指定機能、通知や着信、繰り返す着信の処理方法を設定することができる。
コントロールセンターから変更する
「設定」アプリから変更することもでき、一部設定によっては「設定」アプリから行わなければならないが、単純にオン・オフを切り替えるのであればコントロールセンターから起動するのが最も手っ取り早い。
「おやすみモード」の設定を変える方法
「おやすみモード」という名称のせいで寝ている時に使うものだと勘違いしている人も多いが、決められた作業に集中している時や会議中で邪魔されたくない時にも大いに役立つ機能だ。
今回はそのカスタマイズ性が向上しているため、その設定方法を紹介する。なお、この設定はコントロールセンターから変更できるが、設定アプリ内からは変更できない。
「1時間」「今日の夜まで」「この場所から出発するまで」
コントロールセンターを「3D Touch」で押し込むと新たに「1時間」「今日の夜まで」「この場所から出発するまで」と「スケジュール」という項目が表示される。「iOS 11」まではそもそも「3D Touch」しても何も表示される設定が無かった。
これらの項目は書かれている通りの機能となっていて、「1時間」は有効化してから1時間後、「今日の夜まで」はその日の19時まで、「この場所から出発するまで」は位置情報が移動したタイミングで無効化される仕組み。位置情報連動型の範囲はイマイチよく分かっていない。
「スケジュール」をタップすると「設定」アプリの画面が表示される仕組み。
「このイベントが終了するまで」
個人的に最も便利だと感じているのは、「このイベントが終了するまで」というカレンダー連動機能。
カレンダーに時間指定のある予定が登録されている場合、「おやすみモード」の項目に「このイベントが終了するまで」という項目が追加され、タップするとカレンダー上の終了時刻まで「おやすみモード」が有効化される、というもの。
これこそ会議中などに使うと便利。有効化したままオフにすることを忘れ、大事な通知などを見過ごしてしまう、という心配もなくなる。
睡眠妨害を防ぐ「ベッドタイム」機能
「おやすみモード」には睡眠に関する新機能も用意されている。それが「ベッドタイム」機能。
有効化すると指定した時間の間はロック画面が暗くなり、着信の音もならなくなり、通知はロック画面に表示されずに通知センターにのみ表示される仕組み。時間がすぎると爽やかなロック画面が出迎えてくれる。
寝付きが悪い夜中、目覚めてしまって無意識にiPhoneに手を伸ばしてしまった時に、受信している色々な通知に目を通してさらに寝付けなくなってしまった、ということは無いだろうか。
「ベッドタイム」はそのようなことを防いでくれる。「設定」アプリで指定した時間に有効化される「おやすみモード」の時に反映される。「ベッドタイム」機能単体を無効化することも可能。
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