米App Store、2024年に4060億ドルの売上促進。開発者の90%以上は手数料なし
小規模開発者の収益は76%増加、5年間でエコシステム規模は3倍に拡大
Appleは5月29日、米国のApp Storeエコシステムが2024年に開発者の売上と請求額で4060億ドルを促進したと発表した。ボストン大学のAndrey Fradkin教授とAnalysis GroupのJessica Burley博士による調査研究によると、App Storeで促進された売上と請求額の90%以上について、開発者はAppleに手数料を支払っていないことが明らかになった。
過去5年間でApp Storeエコシステムの規模は2019年の1420億ドルから約3倍に成長し、米国の開発者の収益も2倍以上に増加している。特に小規模開発者は2021年から2024年の間に76%の収益増加を達成した。
カテゴリ別の成長と内訳
2024年のApp Storeエコシステムの売上内訳は、物理的な商品とサービスが2770億ドル、アプリ内広告が750億ドル、デジタル商品とサービスが530億ドルとなっている。2019年以降、物理的な商品とサービスの支出は3倍以上に増加し、デジタル商品とサービスおよびアプリ内広告も2倍以上の成長を記録した。
物理的な商品とサービスのカテゴリでは、一般小売支出と食料品配達が4倍以上の増加を示している。2024年には旅行アプリと食品配達・テイクアウトの両方がライドシェアを上回り、ユーザーがアプリを通じて旅行を予約し、レストランがアプリを通じて配達オプションを提供する傾向が強まっている。
グローバル展開と開発者支援
米国の開発者は175の国と地域でアプリを配信できるグローバルリーチを持ち、App Storeのシームレスな決済・商取引システムのサポートにより、世界中でアプリを収益化することが可能となっている。実際、175のApp Storeのうち170で、米国開発者のアプリがトップ5の最もダウンロードされたアプリにランクインしている。
Appleは厳格なApp Reviewプロセスを通じて、過去5年間で90億ドル以上の不正取引を防止し、2024年だけで190万件のアプリ申請をセキュリティ、信頼性、ユーザーエクスペリエンスの基準を満たさないとして却下した。同社は開発者向けに25万以上のAPIを提供し、HealthKit、Metal、Core ML、MapKit、SwiftUIなどのフレームワークを通じて開発を支援している。
教育プログラムと将来への投資
2021年にはミシガン州立大学と協力してデトロイトに初の米国拠点Apple Developer Academyを開設し、これまでに1200人以上の学生を育成している。別途、900人以上の学生がApple Foundation Programに参加し、アプリ開発の基礎を学んでいる。
Tim Cook CEOは「15年以上にわたり、App Storeはあらゆる規模のアプリ開発者、起業家、企業にとって素晴らしい機会を創出してきた。米国および世界中の開発者がアプリを新たな高みに押し上げ、ユーザーにとって変革的な体験を創造できるよう、強力なツール、テクノロジー、リソースへの投資を続けていく」とコメントしている。
Appleは直接雇用、米国のサプライヤーや製造業者との協力、そして活況を呈するiOSアプリエコノミーでの開発者雇用を通じて、米国全体で290万人以上の雇用を支援している。
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