iPhone 14の発表イベント、なぜ異例の水曜日開催なのか
スペシャルイベントの9月7日開催を報じた記者が理由を説明
2022年の新型iPhone(iPhone 14)を発表するイベントは、現地時間9月7日の開催が報じられている。例年は火曜日に開催されているが、今年は2018年のiPhone XS/XR以来の水曜日開催だ。
異例の日程を予測したBloombergのMark Gurman氏によると、月曜日は祝日(Labor Day=労働者の日)、火曜日は現地に集まるメディア向けの移動日と設定しているため、水曜日開催になるという。
The event will be Wednesday because Monday is Labor Day. That leaves Tuesday for a “travel day.” The event will likely have same setup as WWDC: an online, streamed video that will be played in person at Apple headquarters with a hands-on area to follow. https://t.co/lpOD7f0R19
— Mark Gurman (@markgurman) 2022年8月17日
「iPhone 14」発表イベントは、事前収録した映像を全世界に同時配信するオンラインイベントとして行われるが、現地へ一部メディアを招待し、新製品のハンズオンエリアを設けると、Mark Gurman氏は予測。Appleは、WWDC22でも同様の取り組みを行っている。
早めの発売で世界的不況のリスクを低減、昨年同期比で成長の見込み
Apple情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏は、できる限り早く新型iPhoneを出荷することで、世界的な景気の後退による需要の低下などのリスクの影響を抑えられると分析。Appleのティム・クックCEOはCNBCに対し、2022年第4四半期(2022年7〜9月期)の業績は「昨年同期比で加速する」との見通しを伝えている。加速の理由は明らかにしていないが、新製品の発表時期を早めることは要因として考えられる。
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The global recession risk is still growing and unpredictable, so announcing/shipping the iPhone as soon as possible may minimize the impact of recession risk on demand.— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) 2022年8月18日
Appleは、9月と10月に新製品発表イベントを開催する見通し。9月は「iPhone 14」シリーズにくわえ、新型Apple Watchが登場。女性向けの健康管理機能や体温センサーを搭載した「Apple Watch Series 8」、大型ディスプレイ・チタン製ボディ・大型バッテリー・独自のトラッキング機能を搭載する「Apple Watch Pro」、内蔵チップが改良された「Apple Watch SE(第2世代)」が登場する噂だ。
10月は新型MacとiPadが主役。USB-C化した低価格帯のiPad、M2チップを搭載したiPad Pro、M2 ProチップまたはM2 Maxチップを搭載したMacBook Pro、M2チップまたはM2 Proチップを搭載したMac miniが発表されると噂されている。