visionOS・tvOS・HomePod Software 26.1、正式リリース。iPadでVision Pro体験が可能に

Appleは本日11月4日、visionOS 26.1、tvOS 26.1、HomePod Software 26.1を正式にリリースした。これらは2025年9月にリリースされたバージョン26に続く初の大型アップデートで、それぞれ新機能の追加やパフォーマンス改善が施されている。

visionOS 26.1：iPadに対応したVision Proアプリが登場

visionOS 26.1では、iPad向けVision Proアプリの提供が開始された。このアプリを使うことで、ユーザーはVision Pro向けの新しいコンテンツや空間体験を発見でき、デバイスに関する情報にも素早くアクセスできる。なお、iPadでこの機能を利用するにはiPadOS 26.1へのアップデートが必要となる。

さらに今回のアップデートにより、iPhoneとiPadの両方でAirPlayが有効化された。Vision Proで体験している映像をiPhoneやiPadで表示できるようになり、他のユーザーと体験を共有しやすくなった。

また、Spatial Gallery機能にもアップデートが施されており、没入型ビュー表示中に再生コントロールと動画の長さが表示されるようになっている。これにより、ユーザーは空間体験を楽しみながらも、より直感的に映像をコントロールできるだろう。

tvOS 26.1：Apple TV 4KとApple TV HDに対応

tvOS 26.1はApple TV 4KとApple TV HDモデルに対応しており、Liquid Glass機能は第2世代Apple TV 4K以降のモデルで利用可能だ。アップデートは、Apple TVの設定アプリから「システム」→「ソフトウェアアップデート」と進むことで適用できる。自動アップデートを有効にしているユーザーは、自動的にtvOS 26.1へアップグレードされる。

AppleはtvOSのサポートドキュメントで新バージョンのリリースノートを公開しているが、ベータテスト期間中に新機能は確認されなかった。

HomePod Software 26.1：パフォーマンスと安定性を改善

HomePod Software 26.1については、パフォーマンスと安定性の向上が主な内容となっている。HomePodソフトウェアは基本的に自動でインストールされるが、iPhone、iPad、Macのホームアプリから手動でアップデートすることも可能だ。その場合、「その他」ボタンをタップし、「ホーム設定」から「ソフトウェアアップデート」を選択すればいい。

今回のアップデートは、visionOS 26のリリースからおよそ7週間ぶりのものとなる。