11月11日夜に「何か」あるかも。新型HomePod miniとApple TV…？

新型Apple TVとHomePod miniが今月中に発売される可能性がある。Bloombergのジャーナリスト、Mark Gurman氏は、11月11日の夜間にApple Store各店舗でディスプレイの入れ替え作業が予定されていることを最新のニュースレターで報じた。これは単なるホリデーシーズンに向けた店舗リフレッシュかもしれないが、新製品の発売準備とも受け取れる動きだ。

在庫状況も、新モデル投入の可能性を後押ししている。現行のApple TVとHomePod miniの在庫が世界中のApple Storeで減少しており、MacRumorsによると、ロンドンのRegent Street店舗ではHomePod miniの全5色が完売状態だという。

日本国内のApple Storeでも同様の動きが確認されている。ホワイトやブラックなどの人気カラーは、Apple表参道やApple丸の内といった旗艦店でも在庫切れとなっていた。オンラインストアでは現時点で在庫に問題はないものの、実店舗での在庫減少は新モデル切り替えの前触れと考えられる。

2025年末までに登場しなくても、遠くない時期に

Gurman氏は、今年中に発売されない場合でも「それほど遠くない時期に登場するはず」と述べている。新型Apple TVとHomePod miniは、来年投入予定の新しいSiriとApple Intelligence機能を披露する役割も担うとされる。

Appleは今週の決算発表で、今年中の新型Mac追加はないことを示唆した。そうなると、2025年内に残された製品発表の候補は、Apple TVとHomePod miniになる。ただし、これらの製品はMacBookやiPadと比べて売上への影響が小さいため、9to5Macは「年末までの発売は期待しすぎない方がいい」とも指摘している。

マイナーアップデートの可能性大：チップ刷新とWi-Fi強化か

HomePod mini 2は、S9またはS10チップを搭載し、処理速度と応答性が向上すると予想されている。接続性も強化され、Wi-Fi 7、Bluetooth 6、第2世代Ultra Widebandチップへの対応が見込まれる。音響設計も改良され、より豊かなサウンドを実現しつつ、価格は99ドルで据え置かれる可能性が高い。

一方、新型Apple TVはA17 Proチップを搭載し、将来のApple Intelligence機能をサポートするとされる。Apple独自のN1ワイヤレスチップも搭載され、一部の噂ではFaceTimeやAI活用を見据えたカメラの統合も示唆されている。

11月12日に何らかの動きが見られるかもしれないが、確実な情報が出るまでは慎重に見守る必要がありそうだ。