Canon EOS 5D Mark IV レビュー
念願のフルサイズ一眼レフカメラ 写真がもっと好きになった
僕が現在使用しているカメラは「Canon EOS 5D Mark IV」。2016年9月8日に発売されたフルサイズ一眼レフカメラで、以前使用していたAPS-C機である「Canon EOS 70D」から買い替えた。
言うまでもなく「Canon EOS 5D Mark IV」に買い替えたことは僕にとって大幅なグレードアップ。正直なところ、これほど立派なカメラは僕のような人には宝の持ち腐れかと思い込んでいたのだが、ぱくたそカメラマンとして写真を撮る機会も増え、フルサイズカメラの世界も徐々に気になっていたので発売と同時に購入。
技術的なアレコレは未だによく分かっていないが、言えることはただ1つ。「Canon EOS 70D」と撮れる写真が全然違う。そして写真がより一層好きになった。
「Canon EOS 5D Mark IV」本体の外観および「Canon EOS 5D Mark IV」で撮影した写真や動画のサンプルを中心とした、技術的な情報がほぼない非専門的なレビューを書き上げたので、参考にどうぞ!
「Canon EOS 5D Mark IV」のスペック・仕様
「Canon EOS 5D Mark IV」のスペック概要は下記の通り:
センサー | 有効画素数約3,040万画素35mmフルサイズCMOSセンサー |
映像エンジン | DIGIC 6+ |
ISO感度(静止画時) | 100~32000(拡張時102400) |
コマ速/秒 | 最高7コマ |
AF | 61点AF 全点F8対応 EV-3~18 |
液晶 | ワイド3.2型 3:2 162万ドット タッチパネル Dual Pixel COMS AF |
GPS | 内蔵 |
Wi-Fi | 内蔵 |
NFC | 対応 |
重さ(CIPA基準) | 800g(890g) |
Canon公式の特徴紹介動画も併せてどうぞ。
映像エンジン「DIGIC 6+」搭載によって約3040万画素 フルサイズセンサーで撮影した写真を高速で処理することができ、最高7コマ/秒の連写も可能にしている。
AF性能はフラグシップ機「EOS-1D X Mark II」と同じ「61点高密度レティクルAF II」を搭載。解像劣化の要因となる歪曲収差や回折現象などが撮影時に補正可能になっている。
2015年6月に発売された「EOS 5Ds / EOS 5Ds R」と同じ約15万画素のRGB+IR(赤外光)測光センサーも搭載。これによって被写体捕捉・追尾性能が向上しているという
動画はついに4K/30pの撮影に対応。撮影した4K動画から任意の1コマを静止画として切り出す「4Kフレームキャプチャー」機能も用意されている。
「Canon EOS 70D」出身の僕としてはバリアングルがなくなったこと以外は嬉しい悲鳴の連続でワクワクが止まらなかった。Wi-Fiにも対応し、写真を素早くスマートフォンに転送することができる。液晶ディスプレイはタッチパネルになっているので、操作もスピーディに行える。
発売日に購入したのでかれこれ3ヶ月以上使っているのだが、やはりAPS-C機とフルサイズ機では撮れる写真に雲泥の差があることを改めて実感した。初めて「Canon EOS 5D Mark IV」で写真を撮った時は自分の目を疑った。これまで撮っていた写真を見るからに違うのだ。
「Canon EOS 5D Mark IV」の外観
「Canon EOS 5D Mark IV」は僕がこれまで使用していた「Canon EOS 70D」と比較して一回り大きくなり、違いが分かる程度には重くなった。買った当初はやはりそのことを「重い」と感じていたが、今となってはそれが当たり前になったので気にならなくなった。
ただ、やはり15インチ型MacBook Proとセットで持ち歩く時は必要以上に重く感じる。ストロボやレンズなどを加えた日には地獄だ。「Canon EOS 70D」の時も十分重かったが、さすがに「Canon EOS 5D Mark IV」の方がズッシリくる。
外観とは関係ないが、「Canon EOS 5D Mark IV」に変更して特に気に入っている点は目をファインダーから外すことなく様々な設定が変更できるようになったということ。これまでは都度液晶ディスプレイを確認しながら操作していたが、今は各種ダイアルをグリグリするだけで希望の設定に変更できる。
「Canon EOS 70D」に搭載され、「Canon EOS 5D Mark IV」にも採用されているWi-Fi機能とタッチパネルは相変わらず便利。
Wi-Fi機能はiPadなどに常時接続した状態にし、リアルタイムでクライアントに写真を見せることができる点や、リアルタイムで記事を更新したい時に素早く撮って出しができる点が非常に役立つ。タッチパネルは単純に操作がしやすい。ダイアルだけで操作するのはやはり効率が悪い。
以下、本体の外観をどうぞご覧あれ!
ちなみに僕が最も頻繁に使用しているレンズは「EF24-105mm F4L IS USM」。実は「Canon EOS 5D Mark IV」と同時期に新モデルが発表されているレンズだが、買ってそれほど日が経っていないということとこれで全く困っていないのでそのまま使っている。
「Canon EOS 5D Mark IV」で撮影した写真や動画サンプル
9月から使っていることもあり、今回紹介する写真サンプルは見覚えのあるものも多いはず。iPhone 7 Plusジェットブラックモデルや15インチ型MacBook Pro(2016)もすべて「Canon EOS 5D Mark IV」で撮影している。
最近はYouTubeチャンネルにレビューを中心とした動画をアップしている。実はこれらの動画もすべて「Canon EOS 5D Mark IV」を使用して撮影している。
写真と動画のサンプル、下記から改めてどうぞご覧あれ!
「Canon EOS 5D Mark IV」はとてつもなく高い買い物だったが、本業に深く関わっている写真という分野でさらなるステップアップのための投資と思えば、元を取れるかどうかは自分次第。情報を伝える手段の1つとして写真撮影の腕を磨いていきたいと思う。