Google曰く、YouTube広告の方がテレビCMよりも80%も効果的らしい
一昔前までは動画の広告を出稿するとなればテレビ以外あり得なかったが、今となっては多数の動画サイトが存在し、企業は動画広告を出稿することができる。
中でもキング・オブ・動画プラットフォームとして君臨しているのはYouTube。今となっては若手世代を中心にYouTubeは日常的に見られテレビの立場が危ぶまれているが、広告主という立場からするとYouTubeはどうなのだろうか。
GoogleのMatt Brittin氏によると、YouTube広告の方がテレビCMを打つよりも80%も効果的であるとのレポートを明らかにしたことをThe Guardianが報じている!
Google「現状の6倍の予算をYouTube広告に割くべき」
これは8カ国における56件の事例をもとに分析した内容となっていて、Brittin氏は「現状の6倍の予算をYouTube広告に割くべき」と結論づけている。
もちろんテレビ業界はこの分析に真っ向から反論。イギリスのテレビCMマーケティング機関であるThinkbox社の広報担当は「テレビCMの方がよりブランド力を高め、最も収益を生み出す」とコメントしている。
細かい調査結果は明らかになっていないためGoogleの情報を鵜呑みにするべきではないが、若年層だけに絞って分析するとテレビの視聴時間は年々低下している。BBCによると、15〜16歳の男女がオンラインで過ごす時間は平均して4.8時間に対し、テレビを見ている時間は2.1時間となっている。テレビを見るとしても60%がテレビではなくスマホやタブレットを利用しているというデータも衝撃的だ。
【image via MarketingCharts】
個人的にはこの「YouTube広告 V.S. テレビCM」という話題は非常に気になるところ。YouTube広告はテレビCMほど莫大な予算を必要としない。特定のターゲットにリーチしやすく、費用対効果は高そうなイメージがある。
一方、テレビはYouTubeよりもターゲットが絞りづらいかもしれないがリーチできる人数が桁違いだ。YouTubeは見ない(もしくはデバイスがなくて見られない)という人もいるかもしれないが、テレビがないという人は少ないだろう。
特に気になっているのが若年層をターゲットとして出稿しているYouTube広告の費用対効果。資本力のない若者にアピールして購買に結びついているのかどうか気になるところ。
ちなみにもう若者という括りに入れてもらえなくなりつつある30代目前の僕はテレビもYouTubeも毎晩見ているよ!「マツコの知らない世界」も「カズチャンネル」も見てるよ!
(via The Next Web)