MacのブラウザをChromeからSafariに変えるだけで電池持ちが劇的に伸びることが発覚
iPhoneの電池持ちが懸念されることは多いが、Macの場合は最悪電源に繋げばいいという理由であまり重要視されていないような印象を受ける。
とは言え、可能であれば充電せずに使いたい。特に12インチ型MacBookに関してはMagSafeが廃止されてしまったことから尚更だ。
何をすればMacの電池持ちが改善されるのか。The Vergeが「MacBook Pro (Early 2015)」に対して実施したバッテリーテストの結果によると、MacのブラウザをChromeからSafariに変えるだけで電池持ちが劇的に伸びることが明らかになった!
ChromeからSafariに変更するだけで3時間半も電池持ちが伸びる?!
Macのバッテリーを浪費する原因としてGoogle Chromeが指摘されることは多い。実際、Googleで「Mac Google Chrome battery」と検索するとこのような結果がサジェストされる。
僕のメインブラウザはGoogle Chromeだが、「エネルギー消費が著しいアプリケーション」を確認すると常にGoogle Chromeが含まれている。
The Vergeの調査結果によると、Safariを利用した場合、「MacBook Pro (Early 2015)」の電池持ちは13時間18分だったのに対し、Chromeを使用した場合、9時間45分で電池が切れてしまったそうだ。なんと約3時間半も違いが出てしまうとは……!
While reviewing the new MacBook Pro with Retina display, I ran the usual Verge battery test on Apple’s new machine. With the screen set to 65 percent brightness, it cycles through a series of websites until the laptop’s battery gives out. The native Safari made the new Retina machine look good: 13 hours and 18 minutes. Google’s Chrome, on the other hand, forced the laptop to tap out at 9 hours and 45 minutes.
via Chrome is still a threat to your MacBook’s battery | The Verge
電池持ちだけならまだしも、Safariの方がChromeよりもJavaScriptエンジンの性能を測定するベンチマークツール「SunSpider」の結果が良い。Chromeは203msだったのに対し、Safariは30%も高い144msというスコアを出している。
それだけではない。先日、YouTubeは4Kの60fps動画をサポートすることを発表したが、なんとSafariでは問題なく再生できるというのに、Chromeではまともに再生できないというのだ!終わってる!
ハードウェアとソフトウェアが最高のハーモニーを奏でるように作られているApple製品。いくらGoogleとは言え、サードパーティ製ブラウザであるChromeよりもSafariの方が電池持ちもパフォーマンスも上のようだ。
電源に繋いで使用するMacはまだしも、電源に刺さずに使うことを前提とした12インチ型MacBookはSafariをメインブラウザとして使用した方が良いかもしれない。
(via The Verge)